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最愛 【黒子のバスケ】

第20章 28


からかわれてはいるけどこの二人には本当にお世話になりっぱなし

恋愛を始めたばっかりのあたしにアドバイスをくれるし、さつきなんて青峰君のことを分かり切ってるからかなり説得力がある。


今まではコスメの話が一番多かったのに今は恋愛とコスメと半分ずつって感じ。


それに、黄瀬君の話題は密室で話すのが一番安全。


「青峰さんと一緒に撮影してたRioってモデル、わざと撮らせるので有名だって涼太に聞いてたけど、昨日青峰さん大丈夫だった?」


え…そうなの?
まぁ有名になりたくてそういうのする人がいるって言うのは聞いたことはあったけど、彼女はもう有名だし…
何目的?

「てか、何で美緒が昨日の青峰君の相手知ってるの?」

CMの撮影だったから当然一般公開はまだされてないはずで、美緒が知ってることに驚いた。


「フォトスタに自撮りとオフショット載せて、さすがに何の撮影かは書いてなかったけど青峰大輝ってタグ付けしてたから」

「てか美緒なんでフォローしてるのー?まぁ、あたしも、あのきーちゃんとの週刊誌からフォローしてるけど」


この二人…
あたしには全然優しいんだけど、たまに怖いんだよね

「この人自分の場所とか必ず分かるようにアップするじゃん?涼太が、仕事以外で絶対に鉢合わせたくないけど、自分がフォローするとまた変な憶測されて嫌だからってあたしがフォローして、出没しそうなとこは避けてるの」

「なるほどね。しかもあの人、きーちゃんとの件が載った後さ、“大切な人と過ごす貴重な休日”とかキャプション書いて、超匂わせてたよね」

そうだったんだ…
全然知らなかった。


あたしが恋愛に疎いし彼氏もいないっていうのもそうだっただろうけど、基本的にさつきも美緒も人を悪く言うことはしない。

特に芸能界の人のことは、あたしのクライアントになるかもしれないから、変な先入観持たないようにって、一緒にいるときは仕事に影響するような噂とかは話題にしないようにしてくれてた。


その二人が言うってことは、相当目に余る何かがあるって事なんだ…


「そうなんだ。なんか誘いはあったみたいだけど、ライアンとうまくやってくれたみたいで、撮られたりはないと思う」

「でも気を付けなよ。あの人すっごいプライド高くてステータス大好きで自己顕示欲の塊だから。何よりも超粘着質だって涼太が言ってたから」
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