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最愛 【黒子のバスケ】

第20章 28


青峰君を見送ってリビングに戻るとすっごいニタニタする二人の親友


「な……なに?」

「ずいぶんお見送りが長いのね」

「行ってきますのキスしすぎなんじゃない?」

え⁉

リビング確認した時ドア開いてなかったよね!?



「見てたの⁉」

「やっぱねー」

「みさき引っ掛かりすぎ」

騙された…
まんまと二人の罠にかかってしまった


この二人、仕事でもすごくいいチームワークだけど、あたしをからかうときのチームワークも尋常じゃない



「もー‼‼‼‼もう出かけるから‼‼‼」

「その前に、あのメッセージのことを話すのが先でしょ?」

「え?何それ?」


何だっけ
なんかメッセージしたっけ?


「ねぇさつき、みさき覚えてないよ。これ解決済みじゃん?」

「ね。どうせ大ちゃんがみさきをベッタベタに甘やかして、ハグして寝て終わりだよ。心配して損した」

「ホント心配して損した。どうせ青峰さんにコテコテに甘やかされてあのタートルネックの下がキスマークだらけってオチだね。この馬鹿みたいに暑い日にタートルネックとか、隠せてると思ってる辺りがほんとみさきだね」



思い出しました。

あたし、連絡先を聞かれたのを断ったのが束縛なのかって聞いたんだった


「オサワガセイタシマシタ」


気まずくなってカチコチの顔を動かして二人を見るとさっきと同じ意地悪な顔



「で?どうやって仲直りしたの?」

「言わないっ‼そもそもケンカじゃないもん‼」

ちょっと怒らせちゃったけど


「大ちゃんなんだって?」

「何にも言ってない‼」

青峰君があの時に言ってくれた言葉が不安を取り去ってくれたけど、それはあたしと青峰君だけの大事な言葉だもん

言わない


「でもさー、みさきがまさかキスマークだらけとはね」

「大ちゃん独占欲の塊だもん。シカゴでジェイクが付けたの知った時の顔覚えてる?本気で怒ってたからね。2歳児相手に!」

「覚えてる!あれは本気で怒ってたよね。なのにみさき全然気づいてないし」

「そうそう!だって、ただのうっ血って言われたって大ちゃんから聞いたもん」



ねぇ…ここあたしんちだよ?

なんで二人で盛り上がってるの⁉


「ねぇ…」


「「ホント、ちょー愛されてるよねー‼」」


聞いて‼‼‼
あたしの言葉も聞いて‼
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