• テキストサイズ

最愛 【黒子のバスケ】

第20章 28


二人をリビングに通して紅茶を入れるとキッチンのカウンターに乗ってるパンを美緒が見つけた。


「あ、それみさきの焼いたパンでしょ。食べていい?」

「あたしも食べたーい!」

「あたしたちもう食べたし全部食べちゃっていいよ」


二人もシカゴで食べてからこのグルテンフリーのパンを気に入ってくれたみたい


バターと砂糖不使用のももとサクランボのジャムを出すとさつきがジャムで美緒がバターを付けて美味しいって食べてくれてる。


「朝ごはん食べてないの?」

「え?食べたよ」

「でもこれは別腹でしょ」


パンが別腹って…
まぁこの二人はたくさん食べても全部その胸の栄養になってるみたいなので心配はしてませんけど


あたしは既にお腹いっぱいでもう食べれないけど最後の1個を青峰君が食べてパンは完食された。


今夜はお外でご飯だから食べきってもらえてよかった


「涼太から聞いたんだけど、今日愛妻弁当なんでしょ?」

「なっ‼‼ちがっ…‼」

「そー。何か聞いてねぇから昼飯すげぇ楽しみ」


ニタリと笑った美緒の口から出た言葉に一気に顔が赤くなって、あたしが否定したのに青峰君がシレっと肯定するから恥ずかしくてしょうがない。

ライアン早く来て。

もう時間になるでしょ

お願いだから今すぐ来て

さつきと美緒はあたしをからかうのが大好きなんだから…


そして結局あたしの願いは通じない


「ねぇねぇ、大ちゃんのお昼何作ったの?」

「え、そんな大したもんじゃないし…」

言うの恥ずかしいから聞かないで‼

しかも全然味違うとか思われたらちょーヤダ

「あ、さつきそれ聞いちゃダメでしょ。開けた時の感動が減っちゃうじゃん。あたしが後で教えてあげるから」


黄瀬君のお喋り。
今度メイクオフの後瞼に目書いちゃうから‼‼







ねぇライアンまだ?


ねぇお願いだから今すぐに来て‼‼‼









______ピーンポーン‼‼


きたーーーーー‼‼

ありがとう神様


即座にモニターを確認すると思った通りにライアンで本当にほっとした。


『おはようございます。ダイキを迎えに参りました』

『おはようございます。すぐに下に降りるように言いますのでよかったらエントランスのソファでお待ちください』



あー…ありがとう、ライアン

/ 1719ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp