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最愛 【黒子のバスケ】

第20章 28


「ねぇねぇ!今日待ってるから夜ご飯一緒に食べよ」

「さつきたちと食うんじゃねぇの?」

「ううん。さつきと黒子君は今日なんかの記念日で、美緒は弟が彼女連れてくるから実家に帰るんだって」


さつきは記念日が異様に多い。

出会った日、好きになった日、付き合った日、キスした日、初めて旅行行った日………その他諸々

多分黒子君もそういうのが好きらしく、よっぽど仕事で会えないって以外はその何とか記念日をお祝いするらしい。


美緒は3個下の弟がやっと彼女を見せてくれるって言うから、今日はお泊りなしって言ってた。

多分弟に先越されるとか言ってたけど嬉しそうにしてた。



「そうか。じゃあなるべく早く戻るから今日は出るか。最近毎食作らせてるから今日はゆっくりしようぜ」

「いいの?」

「あぁ。7時は過ぎちまうけど8時には戻れるから、食いたいもん決めとけよ」

「うん!ありがとう!」


青峰君はご飯に誘ってくれる時に絶対あたしに食べたいものを聞いてくれる

青峰君は食べたいものないの?って聞いても、みさきと食えるならなんでもいいって言って、あたしの希望優先で個室で落ち着いて食べれるようにしてくれる


ホント、甘やかされすぎてる




青峰君がお家を出るのとさつきたちがうちに来るのはどっちも10時


今なったチャイムは玄関のところのだからさつきと美緒の方が早かった。

だってまだ9時40分じゃん。

久しぶりのお買い物だから二人ともわくわくしてるんだと思う。



「おはよ」

「「おっはよー!」」

「ダーリンまだいる?」

「っちょ…その呼び方ヤメテ。パパみたい」

日本に来てダーリンが男性でハニーが女性って感じになってるのにすごく驚いた


アメリカでは女性をダーリンって言うことが圧倒的に多いし、男性のことはハニーって呼んだりしないわけじゃないけどハビーとかべべとか呼ぶ。

べべはベイビーの略語
BOSSがあたしをベイビーって呼ぶのは可愛がってくれてるから。


「大ちゃんがハニーとか呼んでたら寒すぎ」

「は?お前がテツの事ダーリンとかいうのと変わんねぇだろ。俺は呼んでねぇけど」


玄関でおバカな会話をするあたしたちに、青峰君がリビングから出てきて呆れられちゃった。
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