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最愛 【黒子のバスケ】

第20章 28


黄瀬君とお昼を食べ終えて収録の準備をしてスタジオに送り出す。


黄瀬君はテレビでも雑誌でも引っ張りだこ。

黄瀬君の人気は国内にとどまることなくアジア圏でも“貴公子”って言われていて、既にその人気は不動のものになっている。


フレグランスのモデルで全米デビューをすることになってるけど、きっとアメリカでもファンが増えることは必至。


社長も“黄瀬は国内だけで満足するような人材じゃない。必ず世界でも通用する”っていつも言っていてすごく期待をしてる。


トークもできてモデルもこなせて、演技はまだ勉強中だけどどんどんうまくなってるって評価も右肩上がり。

それに美緒もそういう黄瀬君の頑張ってるところをいつも応援してる。


今日の収録も滞りなく終えることができて、メイクをオフした黄瀬君をマネージャーさんが迎えに来た。


「涼太、次の打ち合わせ絶対長引くからここ早めに出て軽く食事済ませるか」

「そうするッス」


あたしは今日はこれで終わりだけど黄瀬君はこの後もお仕事。
収録とか撮影じゃないからメイクの出番はない。


「みさきっち‼俺先出ちゃうけど、明日の頑張って‼」

「大変お疲れさまでございました。はい!頑張ります‼」


あたしは片付けがまだあるからすぐには出れなくて、黄瀬君を控室で見送って、いつも通りの手順で片づけをしてから自分の車でスーパーに向かった。


いつもなら一緒にお買い物をするけど今日はあたし一人でお買い物。


パテを作りたかったのに今日は牛肉が特売の日だったらしくひき肉が品切れ。


仕方ない…

てりやきチキンのハンバーガーにしよ


パンを焼く材料は全部あるからあとは野菜。
ハンバーガーだとどうしても野菜が不足しがちになるから、果物と野菜は別に用意する。


色々考えつつ必要な食材をかごに入れて、ハンバーガーを包むペーパーもかごに入れた。


これでOK


ひき肉が買えなかったことは予定外だったけどそれ以外は全部予定通り。


今夜の晩御飯のことを考えながら家に帰ると、まだ青峰君は戻ってなかったから先にお風呂の用意を済ませて夕食を作り始めた。


今日はお魚


さっきのスーパーでおすすめされた新物のさんま。


つまり頭がついてる



だけど季節の食材は栄養価も味も最高。

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