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最愛 【黒子のバスケ】

第20章 28


side黄瀬

みさきっちは自分がどんだけ青峰っちにとって大事な存在なのかよく分かってない気がする。


まぁ、青峰っちはあんなかっこいい男だし、そもそも自己肯定感が低くて恋愛も初めてのみさきっちじゃしょうがないかもしれないけど、二人はお似合いだと思う。


みさきっちも青峰っちもすげぇ努力家だし、仕事に対しての姿勢とか結構似てる。

周りの評価がどんなに上がっても自分の決めたことをやり通すってスタイルはほんとソンケーする


「そんな、大げさだよ」

ほら、全然分かってない。

「じゃあみさきっちにとってあの人はどんな存在なんスか?」

「どんなって…えと、すごく大事な人で、大好きで、うまく言えないんだけど、一緒にいると心がふわってして…」


あー…ごめん青峰っち。

みさきっちのこんな照れ照れの可愛い姿見ちゃってごめん

美緒がいつも言ってる

「青峰さんの事話すみさきってホント超かわいいの。目うるうるさせて顔ちょっと赤くなってて、ぱちぱち瞬きして唇触って…」

ホントその通り。

みさきっちとはずっと仕事をしてるし、美緒と付き合うようになってからはプライベートでも何度も会ってたけど、こんな顔今まで見たことなかった。


ドキッとすることはないけど純粋に可愛い女の子って感じ



みさきっちの意識が戻らなかったとき、火神っちは状況を俺たちに教えてくれてた。

(みさきっちどうッスか?)

(みさきはもう安定してICU出れたけど青峰がやべぇわ)

(どうしたんスか!?)

(空き時間はずっとみさきといんだけど、寝てねぇから傷も治らねぇし痩せちまってて、開幕に影響するかもしれねぇな。今のままじゃリハビリに入れねぇ)


今まで青峰っちはバスケを二の次にすることなんて一度もなかった。

バスケは青峰っちにとって一番大事なことで全てだったから

でもみさきっちに知り合って、青峰っちの中での中心はみさきっちになった。

心身ともに青峰っちの中心はみさきっち

きっとあの人はみさきっちがいなきゃ心臓が止まっちゃう
だって青峰っちの心臓を動かして全身に血液を送ってるのはみさきっちだから


「それ聞いたらきっとめちゃくちゃ喜ぶッスよ」

「ダメっ‼絶対言っちゃだめだからね‼」


あはは!

別に言ったってただ喜ぶだけなのになんでこんな焦ってるんスかね

ホント初心っスね
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