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最愛 【黒子のバスケ】

第20章 28


よく寝た
ちょっと寝すぎちゃった。

3時半からお昼寝して、起きたら7時


「あー寝た。お前といるとすげぇ寝れる」

「ちょっと寝すぎちゃったね。お腹すいたでしょ?」


あたしは食べずに寝落ちとか少し前は結構やってたから平気だけど、青峰君は多分そんな怠惰な生活は送ってない


「少しな。みさきは?」

「多分少ししたら空くと思う」


寝すぎたとか言ってるくせにあたしは起き上がらない。

だって青峰君がぎゅってしててくれてるんだもん。
起きたくない


「今から作んの大変だろ?外出ようぜ」

「えー……お家がいい」


外食は大好きだよ。

だけど今はまだ青峰君とぎゅってしてたい。
あたしは外食よりも睡眠よりも青峰君が好き。


まぁこんなに寝といてあれだけど…


「作ってくれんの?」

「うん。おかゆ好き?」

「…微妙…」


あ、そうなのね。残念。

あたしはホタテとかエビとかを入れて中華風に仕上げたお粥が結構好きで、別に具合悪いとかじゃなくても食べたりしてる。

それにお粥は結構レパートリーあるんだけど、好きじゃないものを食べさせるのは可哀想


「うーん、じゃあビビンバは?」

「好き」


あたしは寝起きだからお粥にするけど青峰君はビビンバ

野菜もたんぱく質も糖質も摂れるからいいご飯でもある


「じゃあ決まりね。あたし作るからベッドにいてもいいよ」

「じゃあ、あと10分お前もここにいろ」


やった!

すぐに離れたくないけど、お腹空いてるならすぐに作ろうって思ってベッドから起き上がろうとしたら、青峰君がベッドに戻らせてくれたから甘えることにした。


寝起き恒例の背中なでなでと優しいキス


「ん~…しあゎ…せ…」

「ははっ…俺もすっげぇ幸せ」


あまりの心地よさに、いつもなら心の中で言う言葉が口から出てしまって、ハッとしたけど途中でやめても微妙だし最後まで吐き出すと、青峰君も同じ気持ちだったのが知れてすごく嬉しい

「つーかさ、お前その服で暑くねぇの?」

「……」

あの、誰のせいでそうなってると思ってるの…?

聞こえないふりして黙りこくってたら耳元でそっとささやかれる意地悪な声

「俺しかいねぇんだから別にいいだろ?」


分かってて言うなんて…
意地悪


もう許さない。
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