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最愛 【黒子のバスケ】

第19章 甘い時間


別に眠くねぇけどゆっくり抱きしめてたかった。

そろそろ俺はLAに戻らねぇといけねぇし、みさきも打ち合わせやらリハビリやらで時間が合わねぇこともそれなりにあって、ゆっくり一緒にいられる時間は残り少ねぇ。

だからみさきの返事がどうだろうがベッドに連れ込むつもりだった。


返事を待つ時間すら惜しくて、キスを繰り返すと、みさきが合間に漏らした返事が全く違う意味に聞こえた


みさきは“行く”っつったんだろうけど俺には“イク”に聞こえちまってすっげぇエロい。

欲求不満の中坊並みのマジでガキっぽい思考
誘ったのは俺だけどこんなエロく返されると思わなかった。


ベッドに寝かせたみさきはトロンとした目で俺を見て、バスローブから手を離さねぇけど、俺この下まだ何も着てねぇ。

見えちまったらヤベェ…

さすがに見たことや触ったことがなくても、ガキじゃねぇから勃つことぐれぇは知ってるだろうし、その理由だって分かんだろうから見えたら怖がらせちまう。


「着替えてくっから、先寝てろ」

「…すぐ来る?」

「…ッ」


何だよ…今の…


すげぇ甘えた声して目ウルウルさせててめちゃくちゃ可愛い

やべぇ…
俺ミスったか?
ソファにしときゃよかった。その方がまだ自制が効いた。


「すぐ来る。この間塗ってくれたの貸してくんね?」

「うん。あたし塗る?」

「あぁ」


少しでも落ち着く時間が欲しくて言ったのに、バカな俺はみさきに塗ってもらうのがすげぇ心地いいって知ってるからすぐ返事しちまった…

取り敢えず、もっかい風呂行くか


パンツとノースリーブ、練習用のバスパンを持って洗面所に逃げて、バスローブを脱いで、阿保みてぇに主張するソコを目に入れねぇようにしてシャワーを一番冷てぇ温度にして勢いよく捻って水を浴びた。


真夏とはいえ、すげぇ冷てぇ

けど方法はこれしかねぇ。


“んッ…イク”


やめろ…
思い出すな俺。

しかもイクじゃねぇ…「行く」だ‼‼

抱けなくてもいいって思ってただろ‼

しっかりしろ‼


水を浴びても治まらねぇ熱を握って、みさきの声とキスしてる時のうるうるの目を思い出すだけですぐに処理が終わった。


早漏か…
今までヤッてる時だってイけねぇことの方が多かった俺が、みさきのことを考えただけですぐに達した
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