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最愛 【黒子のバスケ】

第19章 甘い時間


ライアンをホテルで降ろしてからみさきを助手席に乗せると、サングラスをかけて顔が半分以上隠れてる。

「青峰君、変なウソつかせてごめんね。もっと気を付ける」

「いーんだよ。俺は別にあの女は知らねぇし何のかかわりもねぇけど、お前はこの先もあのスタジオで仕事することがあんだろ?」

俺はみさきには嘘もつかねぇし誤魔化しもしねぇけど、他の女なんかどうでもいい。

興味ねぇ
嘘つきだと思われようが、ゴシップクソ野郎だと思われようがマジでどうでもいい。


「うん。まぁ」

「ならお前の事情優先だ。それに気を付けるっつーけど今日の行き帰りを一緒にするっつったのは俺なんだからお前が気を付けなきゃいけねぇことなんてねぇよ」

「でもあたしだって了承したんだから責任は同じだもん」


了承したんじゃなくてさせたんだよ。

別に行こうって何度も言うお前に俺が折れなかったんだから、責任が同じなんてあり得ねぇ。

それに、みさきが懲りてねぇとか余計なお世話なんだよ。

黄瀬のなんて内部の奴が勝手に勘違いして持ち込んだのに何偉そうに言ってんだ?
そっちの管理体制のがよっぽど問題だろうが。

そもそもみさきは最初から俺としか付き合ってねぇっつんだよ。
勘違いすんな。

どうせあれを言って、みさきを男にだらしねぇとか思わせたかったんだろうけど、生憎俺はみさきがそういう尻軽タイプじゃねぇなんてことは嫌って程知ってんだよ。

「けど帰り方まで誰かに口出しされることじゃねぇ。俺は撮影をこなしたしお前もメイクの仕事をこなした。ミスもしてねぇし、誰かに迷惑をかけてもねぇ。仕事以外のことで口出しされる覚えはねぇ。そもそも俺はモデルでもなんでもねぇただの一般人だ。勝手にお前とのことを撮って載せるようなことは絶対ぇさせねぇ」


日本では赤司にもう手を回してもらってるしアメリカでは火神から紹介してもらったとこを使うことを決めた。

みさきの存在は隠さねぇけど顔も名前も絶対に出させねぇ。
一般のSNSでも撮ったり載せたりすりゃ今後はすべて法的手段をとることを各社に連絡してもらって報道でも流れた。


みさきを守るためなら時間も金も世間体もどうでもいい。


みさきが今までと変わらずに仕事ができて、俺といてくれんなら、俺はみさきとの関係を守り通す
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