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最愛 【黒子のバスケ】

第19章 甘い時間


むくみを取るマッサージは家でしてあったからすぐにメイクに入れた。


一緒のお家にいるから肌も朝見せてもらってたしスキンケアもしてある。

だけどスタジオはすごく乾燥してるからもう一度保湿をし直してから顔のメイクに入った。



キスは何度もしてるけどこんな風に間近で顔を見ることは少ない。

今までクリーブランドにいたし、ネロ君と外で遊ぶことの多い青峰君は日焼けはしてるけど肌が強いのか荒れたりキメが乱れたりってことはない。

骨格に触れて光で飛んでしまう部分だけ補助的にメイクを入れて、少し眉を整えるように足した


本当に青峰君の骨格は好み。

鼻が綺麗に真ん中にあって頬骨は低い
顎から首にかけてのラインがすごく男らしいのに色っぽくて、横顔が本当にかっこいい。


黒豹って感じでシャープなかっこよさがある。


黄瀬君の甘い顔立ちの綺麗なかっこよさとは全く違うけど、野性的な中にも繊細さがあって、その骨格にぴったりな組織の乗り方。

切れ長で横長の目は鋭そうに見えて、その奥には確かに優しさがある。



「メイクをしたところでヒリヒリしたり、かゆみのあるようなところはないですか?」

「大丈夫だ」

「では体のベースを作るのでローブを脱いで立っていてください。くすぐったかったり、不快感があれば遠慮なくおっしゃってください」

「あぁ」



体も保湿をしてボディ用のファンデーションがしっかりと乗るようにベースを塗ってメイクをしないところは自然なツヤを出すワックスを少しだけ塗布する。


胸筋と綺麗に割れた腹筋の溝以外の場所に厚くならないようにブラシと指で慎重に塗っていく。


「なぁ…」

「はい」

「その筆何でできてんの?」

「山羊です。顔用のブラシでも山羊はありますが、こちらのは山羊の背中から横っ腹にかけて生えてる毛を使っています」


このブラシはボディアート用に特注してるから市販品はない。
どのブラシを使うかもメイクの仕上がりを大きく左右するからコスメの成分やどこのメイクをするか、どんな風に仕上げるか、アクターの肌はどうなのかを見ながら総合的にどのブラシを使うか判断する。


だからブラシだけでもあたしは100本以上持ち歩いてる。
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