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最愛 【黒子のバスケ】

第19章 甘い時間


みさきの身長は女の中でも小せぇ方だから、無意識に上目遣いになってんのは知ってたし、それがすげぇ可愛いなんてもう分かり切ってた。


なんでかみさきの上目遣いはすげぇ可愛い。
マジでなんでも言うこと聞きたくなっちまうしずっと見てたくなる


目が綺麗ってのもあるけど、引き込まれる感覚で目が離せなくなる。


さっきの本の取り合いでみさきの上目遣いの餌食になった進藤。
女でもあの可愛さは結構クるに決まってる


そんで、見れなかったさつきは何とかみさきにやらせようとしてるけど、みさきは無意識でやってるからなのか、言われると顔ごと上向いてて全然違うもんになっちまってるし何故か顎までしゃくれさせ始めてソファから見てる俺らも爆笑。


「みさきっちってほんと面白れぇっス」

「あいつホント色気ねぇから、あざといことって言われると全くできねぇんだよ」

「みさきは作らなくてもすげぇ可愛いからいーんだよ」

「青峰君いつからそんな事言うようになったんですか?こんな人、僕知りません」


おい、テツ…
仮にも中学時代の相棒だっただろ




「違うって!顔は動かさないで、目だけ。目だけ上見るの。ほら、目だけでライト見て」


何度やってもうまくいかねぇみさきに、何が何でもやらせようとするさつきたち。


進藤がみさきの頭を固定してさつきが指を上にやると…









多分できてる



すげぇ間抜けな絵ずらだけど、みさきの横顔はすげぇ可愛い。

目がいつもより開いててぴくぴくまつげが動く



「かーわーいいーーー‼すっごい黒目でっかいね」

「ねぇもういい?瞼疲れた」

「もうちょっと」


さつきの要望に応えてやる優しいみさきの頭を進藤が離して、二人でガン見するからみさきが笑ってる。



「もーほんと限界」

「みさきホント黒目でっかい」

「黒須みさきじゃなくて黒目みさき」

「なにそれ⁉マグロの方が黒目でっかいからね」

「マグロは人じゃないでしょ!」


すげぇ楽しそうにしててマジで可愛い。

みさきはぺラペラ口やかましくしゃべる方じゃねぇけど、さつきと進藤といるときは結構喋ってコロコロ表情変える。
あの本のみさきも綺麗だったけど、こういう自然な表情の方が俺的にはすげぇ綺麗で可愛く見える。

結局モデルをやった経緯までしっかり聞きだされて、さつきと進藤を驚かせてた
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