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最愛 【黒子のバスケ】

第19章 甘い時間


青峰君のバスタオルとTシャツを用意してから、あたしも軽く着替えてリビングに入ると、美緒と黄瀬君がソファで楽しそうに笑い合ってて本当に美人な美緒と整った黄瀬君につい見入ってしまった。


美緒ってほんと綺麗なんだよね。
改めて思うけどこんなに綺麗な一般人って本当にいない。


「ねぇ、美緒ってスカウトとかされたことないの?」

「えっ……何急に⁉」

「だってさ、モデルさんとか女優さんでも美緒程綺麗な人って少ないっていうか…黄金比のほぼシンメトリーの顔で、しかも9.5等身ってアジア人だとあたしもほとんど見たことないから、スカウトされてても全然おかしくないっていうか、スカウトされない方が不思議」


黄瀬君は完全なシンメトリーで世界のかっこいい顔100選では上位10人の常連。
だけど黄金比って言われるパーツの配置は美緒の方が整ってる。

まぁどっちにしても二人ともとんでもない美形って事に変わりはない。


美緒のぎょっとした反応に思ったことを素直に言うと、ちらっと黄瀬君を見てから教えてくれた


「まぁ、あるけど…あたしはずっと美容系の仕事したかったし、全く興味が無い訳じゃなかったけどあたしの高校は芸能活動禁止だったから、高校やめてまでやりたいって思わなかったの」

「やっぱあるよね。こんな美人歩いてたらあたしでもメイクモデルしてくださいって声かけるかも」

「えー‼‼美緒なんで断っちゃうんスか⁉美緒がモデルなら俺絶対美緒以外のモデルと仕事しないのにー」

黄瀬君も知らなかったらしく本気でがっかりしてるけど美緒は呆れてる。



「あたしは涼太と同じ現場なんて懲り懲りだよ。絶対怖い女の人いるもん」

「確かに。あたしなんて最初のころ、黄瀬君が“みさきっち”とか呼ぶせいでしょっちゅう勘違いされてたもん。今はさすがにもうないけどさ。あたしと黄瀬君って、ネタでもあり得ない。週刊誌に撮られた時なんて大我は大笑いしてたからね」


1年前のあの週刊誌の件があったときすでにあたしは青峰君が好きだった。

青峰君に知り合ってからの1年は本当にあっという間で、今こうして同じお家で一緒に過ごせることが不思議な気がして、でもすごく嬉しくて幸せで、たまにだけどみんなで集まることができるのはすごく楽しかった
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