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最愛 【黒子のバスケ】

第19章 甘い時間


あんな誘い方反則だろ。


しかも、いつもなら車ですりゃ“ダメ”とか言って可愛く拒否してくんのに、今日は甘い声出して目ウルウルさせてすげぇ俺の目を見てくる。


言葉にはしねぇけど、多分これはみさきなりのキスして欲しいって意味だ。

みさきがこういう顔してる時は、どれだけキスしても離れねぇしダメも言わねぇ。


玄関でみさきが崩れるのを合図に靴を脱がせてソファに運ぶと、降ろそうとする俺にみさきが抱き着いて離れねぇ


「もうちょっと…ぎゅしてて」

やべぇ…

一緒にいたらすげぇ追い込まれんのなんて百も承知なのに離れらんねぇ。


「お前、可愛すぎ」

二人でソファになだれ込んで何度も唇を重ねた。



耳にも首にもキスをすると甘い声出して眉下げて、その顔がめちゃくちゃ色っぽい


「んっ…やんっ…あっ…みみ…やっ…」


やめられねぇだろ…

体よじったり肩震わせたりめちゃくちゃ可愛い

ネクタイを緩めて窮屈なボタンを外すとみさきのトロンとした目が俺を見てる


すっげぇゾクゾクする

やべぇ…


「……すき」



あーもう‼‼
煽んなよ…

みさきとキスしてるとマジで余裕なくなる



「俺もすげぇ好き」


歯止めが利かなくなる前に軽くキスをしてみさきを起こして、いつもと同じように膝に挟んで座ると、みさきが上半身をクタッと俺に預けてくれた


「用意しないとね」

「だな」


マジで離れたくねぇ

離さねぇと時間が無くなっちまうのは分かってんのに離れらんねぇ


今日はあいつら来るし、この後景虎さんとこだし…


やっぱみさきが甘えてくるときは、大体その後なんか予定あったり二人でいられねぇときなんだよな…


「あと3分だけ」

「5分くれぇいいだろ」

時間に余裕がねぇってのは分かってる

だけどすぐ離れんのはマジで無理


サラサラのみさきの髪に指を通して遊びながら、ぎりぎりまで抱きしめて今日の充電をした。


けど俺の充電はマジで持ちが悪りぃ。


3時間充電しても10分と持たねぇ気がする


「今日この間買ってもらったの着てもいい?」

「じゃあ俺もそれにする」


一緒に頑張るっつってスポーツ用品店で買った同じトレーニングウエアと色違いの靴


「今日も頑張ろうね‼」

「あぁ」

すっげぇ嬉しそうな顔して笑ってめちゃくちゃ可愛い
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