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最愛 【黒子のバスケ】

第19章 甘い時間


「そういえば、ちょっと前にライアンからメール来たよ。お仕事いただいてありがとうございます」

「あぁ。頼むな」


ライアンからメールをもらって、今までだったらスケジュールがいっぱいで受けられなかったかもしれないけど、まだ仕事を本格的に再開していないから、今は急なオファーでも短い時間の仕事なら受けることにしてる。


去年も大我と青峰君が載って今年も二人とも載る。


女性向けの雑誌だからバスケのことは全然関係ないけど、去年と同じで恋愛観のインタビューが載る。

質問内容や答えは教えてもらうことはできないから、発売まで中身を知ることはできないけど、撮影は一緒にいられるからどんな写真が載るのかは分かる。


大我と青峰君は撮影日は違うけど二人ともお仕事をくれたから二人のメイクはあたしがする。


撮影の構成を送ってもらったけど結構刺激的…


仕事だし体にメイクをするのは慣れてるけど、青峰君と仕事をするのは初めてだし、好きな人と仕事なんて初めてで100%集中できるか心配で少しでも慣れておきたかった。


「あの…夜ちょっとだけ体見せてもらって練習してもいいかな?」

「あぁ」


他のモデルさんならただの被写体だし全然平気なんだけど、好きな人ってなると結構ドキドキして緊張してしまう。


「何でこの雑誌はこんなに脱がせてぇんだよ」

「この雑誌はほら…内容もそういう感じだから、それに合わせてって感じで…」


この雑誌は結構突っ込んだ内容が多いけどターゲットは女性。
取材対象は人気俳優とか人気モデルで、その人たちの恋愛観とかちょっとディープなところまで質問をしてるって感じ。

いつもイケメンって言われてる人を使ってるし売れ行きは好調。

黄瀬君が表紙とかだと発売した翌日には完売してるから、黄瀬君登場率はかなり高い。


「去年も脱いだんだから今年はいいだろ。ったく…俺の体見て誰が得すんだよ」

「去年の雑誌もすごい売れたって編集部の人大喜びしてたから、きっと今年も見たい人いっぱいいるよ」


あたしはたまたま立ち寄ったコンビニに1冊残ってて買えたけど、買えなかった人は多かったらしく、読者から今年もってリクエストが殺到してたらしい。


それに青峰君の体はほんとに神々しいって言うか…

色っぽいし、見てるだけでもドキドキしちゃうし、インタビューの内容は結構見てみたい…
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