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最愛 【黒子のバスケ】

第19章 甘い時間


side青峰



みさきの背中は細くて白くてすげぇすべすべだった。

肩甲骨の近くと腰、二の腕にほくろがあって軽井沢の露天風呂で聞こえてきた話を思い出しちまって結構ヤバい。

手で隠してるってことは見られたくねぇって事だろうし見たら俺は今夜寝れねぇ。


体も仕草もすげぇそそられる



何とか自分を落ち着けて腰まで手を伸ばすとピクリと反応するのが可愛かった。


多分みさきは耳と腰が性感帯

感じるとかそういう感覚は多分ねぇけど他を触った時と明らかに違う反応をして小さく声を漏らすから多分自分の知らねぇ感覚に戸惑ってんだろうな…


抱いたらどんな風になんのかすげぇ知りてぇ

けど、こうやって俺に少しずついろんなことを許してくれるみさきに無理だけはさせたくねぇ。


もしいつか、心の底から俺とそうなりてぇって思ってくれたらすげぇ嬉しい。


ホント色々求めすぎてマジで呆れる

抱けなくていいって思ってたはずなのに、みさきを知れば知るほど抱きてぇ気持ちは強くなっていく

抱けなくてもいいってのは嘘じゃねぇけど、抱かれたいと思ってほしい。


俺、すげー矛盾してる…

みさきに触れて触れられて言葉以上に俺の気持ちを伝えられたら、みさきはどんな顔すんだろな…


そんなことを考えながらみさきのガウンを元に戻すとやっと体から力を抜いてくれた。



しかも俺にもしてくれるっつーからやってもらうことにした。

俺は普段体に色々塗らねぇけどみさきがやってくれんなら別だ。

触ったり触られたりすりゃ体は反応するけど、みさきの体温を直に感じられる特権を無駄にはしたくねぇ


柔らかくて温かい手が俺の肩をほぐして背中全体に塗ってくれたそれはべたつかなくて気持ちよかった。


「前もやる?」

「あぁ」

俺はみさきの前なんて見たらヤベェし多分みさきも嫌がるだろうけど俺はみさきにならどこを触られても構わねぇ。

首も耳も顔も頭もみさきなら全然嫌じゃねぇ


「じゃあ仰向けになってもらってもいいかな?」


みさきに言われるまま仰向けになると手のひらでジェルを挟んで軽く擦り合わせる音が静かな部屋に響いてすげぇエロい


胸、脇腹、みぞおち、腹筋

筋に沿って滑らされる手がすげぇ気持ちよくて反応する下半身を夏用の薄い上掛けで誤魔化した


「くすぐったくなかった?」

「あぁ」
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