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最愛 【黒子のバスケ】

第19章 甘い時間


青峰君のお母さんと一緒にご飯を作ると、さつきが我が家のように食器を用意してくれて5人でご飯を食べ始めた。


「みさきちゃん、たくさん食べて」

「はい。ありがとうございます」


青峰君からあたしの手術のことは聞いてたみたいで、気遣ってくれて突然来たのにすごくよくしてくれた。


「大輝は迷惑じゃないですか?」

「全然迷惑じゃないです。いつも楽しく過ごさせてもらってます」


声は青峰君より低いけど顔はよく似てる。

そして、青峰君が言ってた通り頭がいいっていうのがしゃべり方で何となくわかる。


「あたし最近お料理教室通ってるの。今度大ちゃんにもなんか作ってあげるね」

「いや…いいわ。そんなん食ったら俺復帰できねー」

「ちょー失礼なんですけど」

この二人、ほんと姉弟みたい。

でもこんなグラマーで可愛いお姉ちゃんとこんなにかっこいい弟なんて姉弟がいたらそれこそキセキだよ


キセキの姉弟

「テツに変なもん食わせんなよ」

「テツくんにはお料理禁止されてるから食べさせないもん」

え、禁止されてるんだ…

まぁさつきのお料理は結構すごいものがあるから、禁止されるのも分からなくない。


目玉焼きでお家を火事にしかけたって話を聞いたときはさすがに驚いた。

でも教室通って頑張ってるなら、きっといつかおいしいご飯作れるようになるよ


「そのうち料理教室も追い出されんじゃね?下手すぎてうちでは無理ですってな」

「そんな訳ないでしょ‼大ちゃんこそ、下手くそになったのでレギュラーにしませんって言われるんじゃないのー?」

「うっせぇブス‼お前自分ち帰れ!」

「うるさいガングロ‼大ちゃんこそ自分ちに帰ってきなよ‼みさきのこと一人占めしないでよね」



ねぇこの二人さ、どっからどう見ても大人だよね

なんで言い合いするときブスとかガングロとか言うの?
幼稚すぎて、ほんと笑っちゃう


「はぁ⁉俺の女なんだから一人占めすんに決まってんだろ‼」

「みさきはみんなのみさきなの。言っとくけど大ちゃんが一番付き合い短いんだから優先順位一番低いんだからね‼」

「は?短くても俺が一番濃いだろ。時間の長さで計るとか浅すぎんだよ」


今度は恥ずかしい。
もう二人とも黙ってください…
大事に思ってくれて大変嬉しいですが、さすがにご両親を前にそれは恥ずかしすぎ
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