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最愛 【黒子のバスケ】

第18章 劣等感


「キセキの世代って、何人いるんですか?」

「5人だった。けど火神君は彼らと同じ才能を持ってた。キセキの世代とは呼ばれなかったけど火神君は間違いなく彼らと同格だった」


高校の時の大我の色んな話をしてくれながら、ヨガウエアの上からあたしの体をチェックしてくれて、あたしの貧相なスリーサイズを正確に言い当ててくれたのには本当に驚いた


「服どうしてる?」

「既製品は全部直しに出してます」

「そうよね(笑)ウエストと股下が全然合わないもの。脚長いって言われない?」

「あー…そういえば言われるかもしれないです。唯一の長所(笑)」


うちの家系は全員脚が長い

パパは若い時モデルにスカウトされることがあったってママはいまだに自慢げに言ってる


「この身長でこの脚の長さって…正直驚きだわ」

「クォーターなので、それもあると思います」

「いい遺伝子もらえたわね!」


リコさんはフランクな感じだけど威圧感はないし、明るくて話しやすいしあたしの知らない栄養のことをすごくよく知ってて、青峰君のご飯を用意するときの参考にもなる

あたしの食事は炭水化物を多めにして食事の間にも栄養を摂るって意味でプロテインを1日2回飲むことになった

お昼忙しくて食事が適当になるときも栄養バランスの取れたプロテインはすごくいいらしく、大豆たんぱくがメインのプロテインをお試しにって言ってくれた

「あの、NBA選手とできるトレーニングって何かありますか?」

「そうねぇ…結構あるけど、みさきちゃんのトレーニングにはならないわよ。青峰君のウエイトになるって感じだけど腕立てする青峰君の背中に張り付くように乗るとか、お互いにしゃがんで、肩を掴みあって立ち上がろうとする青峰君を立ち上がらせないように体重をかけるとか…結構あるわ!体重も青峰君の半分以下だしウエイトとしてはかなり優秀よ!」


ウエイトとしては優秀…(笑)

なんか褒められてる気がしないけど、役に立てないよりはいいかも…
青峰君の肘とか大丈夫そうなら一緒にできたら楽しそう


「どんな感じか一回やってみてもいいですか?」

「OK。じゃああたしが青峰君の代わりやるからあたしの言った通りに乗ったり体重かけたりしてくれる?」

「はい!分かりました」


リコさんは細身だけどすごく力持ち。
腕立ての状態であたしが乗っても平気そうにしてた
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