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最愛 【黒子のバスケ】

第18章 劣等感


ジムにつくとすごく設備が整ってて大学生とか高校生くらいの若い人がいたり、テレビで見たことのある人の写真とかサインがたくさん飾ってある。


すごい…

これが大我の言ってたカントクの実家ね。

プールも50mって…

都内でここまでの設備があるとこって中々ないし、あったとしてもすっごい高いか入会制限で順番待ちになってる。


「よぉ!ガングロ‼調子どうだー?」


え…怖ッ…

しかも確実にこっち見てる…

「すげぇいいっす。キャンプ間に合う?」

「半月遅れたんだぜ?無理言うんじゃねぇよクソガキ(笑)」


青峰君を見てたんだ…

にしても…ガングロとかクソガキとか言われても青峰君全然嫌そうにしてないどころかすっごく尊敬してるって感じ。


「こっちがさっき電話で言ってた黒須ちゃん?」

「あぁ。ちょっと色々制限あんだけど聞いてやってほしいっす」

「初めまして。黒須みさきです。突然すみません」


頭を下げて挨拶をするとさっきの怖い感じは全然なくて笑って挨拶を返してくれた。

「黒須ちゃんはリコたんが見るから…すぐ来るからちょい待ちな」

リコ…たん…(笑)
リコさんって名前なのは知ってるけど…

たんって…
見た目と発言のギャップがすごい。


「じゃあ俺あっちでやってくるけど、お前もちょっと話聞いてもらえ」

「なんだよ。黒須ちゃんお前のコレか?」

そう言って笑いながら小指を立ててる

本当にこうやる人いるんだ
いつもならそういうの聞かれると結構恥ずかしいけど今は面白い(笑)

「そうっす。すげぇ美人じゃね?」

「なっ‼‼」

ちょっとそれは恥ずかしいからやめてください…

「お前にちゃんと目がついてて俺も安心したぜ。リコたんには負けるけど」

「ちょっとパパ‼‼‼バカなこと言わないで‼‼」


あ、リコさん。
初対面

すごいプロポーション抜群です…


「日向リコよ。よろしくね!今日丁度キャンセル空きあったからよかったわ‼」

え、相田さんじゃないの?
日向って…まさか…



「黒須みさきです。急にすみません。よろしくお願いします」

「あれ…黒須って……どっかで…」



………


「あれ?黒須じゃね?」

「そうです。お久しぶりです。その節はお世話になりました」


秀徳に入る直前髪色を直してもらった日向さんがジムのTシャツ着てる
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