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最愛 【黒子のバスケ】

第18章 劣等感


side青峰


抱かれ心地って…
チガウ意味に聞こえる。

けどもしいつか……

そうなれるならそう思ってもらいてぇ

体格差もあるしみさきは華奢で経験もねぇから、最初からいいってのは絶対ぇ無理だけど、抱けるなら抱かれ心地いいって思われてぇ。


別にできなくてもみさきを好きなことに何の変りもねぇけど、できたらすげぇ嬉しいし俺しか知らねぇみさきをもっと知れる。

それに、言葉にならねぇ気持ちを伝えんのにキスとかSEXは結構役に立つ気がする。


今まではそんな事思ったことなかったけど、みさきとキスするようになってそう感じるようになった。


「あー…出かけたくねぇ」


みさきといるとマジで出かけたくねぇ。
一日中抱きしめてキスしてられる
それ以外のことなんてどうでもよくなる。


「ならあたし一人で行ってくるよ」


いや…違げぇよ…

今の雰囲気でわかるだろ?
お前とゆっくりしてぇから出かけたくねぇんだよ。

別行動なんて尚更お断りだ。


「そうじゃねぇの。久しぶりに会ったんだからお前とゆっくりしてぇって事」

「んふふ…」

それ以外ねぇだろ…全くこの鈍感は
言われて気づいて照れてんじゃねぇよ。
ただの可愛い奴じゃねぇか


「でもお買い物しないとご飯食べれないよ」

「今日は外でもいいだろ」

「いいけど、そしたら明日の朝だってご飯ないよ」


そうなんだよな…
それにネロも連れてきていいって言ってくれてるし、どっちにしても出掛けなきゃいけねぇ。


「つか、ネロマジでいいのか?」

「いいよ。元々セルジオ連れてこようと思ってペットの申請してあったから。電話でやっぱり犬になりましたって言ったら犬種聞かれて普通にOKだった」

「そうじゃなくて、臭いとかトイレとか気にならねぇの?」


そもそもペット禁止なら連れて来ねぇけど、いくらペットがいいっつってもみさきの綺麗な家をネロが汚しちまったらっつーのが結構心配だった。


「えー全然。仕事の部屋は食べたらまずいものいっぱいあるから入れられないけどあとは別に自由行動でいいよ」


みさきって、人間にもすげぇ優しいけど犬にもめちゃくちゃ優しい。


「あ!いいものあるよ」
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