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最愛 【黒子のバスケ】

第6章 take off


それでもすぐにこれにしますって言えなくて幼馴染だからさつきに意見を聞こうとしたのに…


「あたしが選んだら意味ないでしょ‼みさきがちゃんと選ぶの!」

「じゃ、あたしとさつきはちょっとあっち行ってくるから」


見捨てられた…


どうしていいか分からずにあまりにもあたしが悩んでいるから店員さんが助け舟を出してくれた


「他も見られてはいかがですか?それでもこちらを気に入ってくださるようでしたらお手伝いさせてください」

優しく笑ってくれる店員さんの好意に甘えてサングラスは一応押さえておいてもらいながら他の店舗を見て回ることにした。


フロア内を1時間以上回っていろんなものを見せてもらったけどやっぱり一番いいのはさっきのサングラスだった








「お帰りなさいませ」


途中で合流した二人とさっきのお店に戻ると笑顔で迎えてくれた


「すみません。さっきのサングラスお願いします」


なんだかプレゼントを買うということが恥ずかしくて小さな声になってしまったけどちゃんと自分で選べた。



「大ちゃん絶対喜んでくれると思うよ!」

「あのサングラス青峰さんにめちゃくちゃ似合いそう」


緊張しててラッピングを待つ間にサービスでもらったドリンクもごくごくと飲み干してしまった

喜んでくれるか分からないけど、頑張って渡そう
だって二人だってずっと付き合ってくれたんだから


「きっと素敵な思い出になりますよ」

綺麗にラッピングされたサングラスをお店の出口で丁寧に渡してくれてエールまでもらってしまった


青峰さんの誕生日プレゼントを買うっていう今日の目的を果たしてさっきとは反対にエスカレーターを降りるとコスメカウンターがどんどん近づいて脚は羽が生えたように軽くなった



やっぱりコスメは魔法だと思う
仕上がりもそうだけど最近のコスメはビジュアルも凝ってて見ているだけでテンションが上がる


メイクを仕事にできてあたしは本当に幸せ
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