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最愛 【黒子のバスケ】

第17章 A sky full of stars


side青峰


みさきは突然可愛いこと言ってくれるからこっちのペース乱されっぱなしだ。

いっぱいいっぱい好きとかこれ以上好きになっちゃったらどうなるか分からないとか、俺だってめちゃくちゃ惚れてるしこんな好きになったのお前だけなんだからことあるごとに訳分かんねぇことだらけだ。


ウルウルした目してこっち見て笑ってマジで可愛い。


でこにキスしてみさきの位置まで下がって頬にもキスをすると、くすぐったそうにして俺の腰に回した手が緩く俺の服を握るのが分かった。

さっきみてぇな怖がった感じじゃなくて表情も柔らかくててすげぇホッとした。


驚かせねぇようにそっと唇を重ねると、みさきが強く抱き着いてくれた。


「だいすき…」


あーもう…


煽んなよ


今日はこれでやめておくつもりだったのによ



こんなん可愛すぎて無理。



離れた唇をもう一度重ねて、強く抱きしめてみさきの体をぴったりと俺にくっつけさせた。


ベッドでこんな密着すんの初めてだわ…

ほんと柔らけぇ

細せぇ体

これ以上力入れたらマジでまた肋骨折れちまいそうだ


「細いな」

「まだ体重戻らないの。結構食べてるんだけど…」

「体質もあるだろうけど、階段上り下りしすぎだ」

「明日からはやらない」


みさきは退院してしばらくは大人しくしてたものの、すぐにいつも通り食えるって感じじゃなくて、ちゃんと食えるようになったと思ったら「一人でできる」が始まったせいで退院した時と体系が全く変わってねぇ。

渡米前に増やした時ですら細かったのに、今は減っちまっててすげぇ細い。


取り敢えず、こんなに細せぇのは体にも良くねぇだろうから、傷を治しながら体重を元に戻してリハビリはそれからだ。


「日本に戻る前には少し増えるといいな」

「うん」


だけど「増やせ」なんて言えば余計ストレスになっちまう。
手術前から散々大変な思いをしたんだからこれからはゆっくりでいい。


みさきと一緒にいられる幸せを感じながら、細くなった手を握って何度もキスをして最後の夜を過ごした。


きっと日本で会うときはもっとみさきを好きになってる。


どれだけ好きになろうが満足することなんてねぇ。
みさきのことを1つ知るたびに何度も俺はみさきを好きになる
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