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最愛 【黒子のバスケ】

第17章 A sky full of stars


side青峰


いつもより熱いみさきの唇と吐息で煽られてただでさえ余裕のねぇとこに不意打ちで名前なんて呼ばれたら抑えられねぇ。


一気に唇を重ねて少し開いた唇をなめるとさっきのぶどうの味が残っててすげぇ甘い。

みさきの唇はいつもすげぇ柔らかくて湿ってるけど今日はぶどうのせいでいつもよりもずっと湿ってる。


星なんてそっちのけで何度も何度もキス繰り返した。


すげぇ気持ちいい…

やめられなくなる。


「んっ…んっ…はぁっ」

みさきの声がエロくて可愛くてわざと苦しくなるまでやるのがやめられねぇ

「お前…ほんと可愛いな」

「ちっ…」

違うなんて言わせねぇよ。
すっげぇ可愛い。

みさきが言い切る前に唇を塞いで反論の言葉を飲み込むとみさきが俺に抱き着く指にぎゅっと力を入れた。


少し開いた口に舌を滑り込ませたせいで驚かせちまった。


「悪りぃ…」

「…だっ大丈夫…」

な訳ねぇだろ。
手震えてんじゃねぇかよ…

「俺の前で我慢するな。悪かった」


みさきが俺から離れねぇでいてくれるのに少しだけホッとしてゆっくりと抱きしめるといつも通り俺の胸に頭を預けてくれた。



…よかった……

もっと慎重に行けよ
俺はサルか…

みさきといるとすげぇ興奮して我を忘れそうになる
こんなこと今までなかった。


「あの…好きなの…」

「ん?」

「青峰君もキスも好き…」

ほんとこいつって全然分かってねぇ。
そうやって頑張って言ってくれるお前が可愛すぎて俺がどんどん嵌ってくってことを全然分かってねぇ。

「俺もお前がすげぇ好き。だから止まんなくなっちまう。でもお前が怖いことをするつもりはねぇ。だから我慢するな」

「…うん…ごめんなさい…」

「謝るな。罪悪感もいらねぇ。お前が俺を好きでいてくれんならそれでいい」


返事はなかったけど強くみさきを抱きしめるとみさきも俺を抱きしめ返してくれた。




「星見ようぜ」

「うん」

顔を上げたみさきは笑ってて暗がりでも分るほど目がウルウルしてて綺麗だった。



お前はそうやって笑ってろ。


お前が笑ってくれんなら俺は別に抱けなくてもいい。

一生重ねるだけのキスだって別に構わねぇ




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