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最愛 【黒子のバスケ】

第6章 take off


「明後日からアメリカなら大ちゃんに誕生日プレゼント用意すればいいじゃん!」

「青峰さんいつお誕生日なの?」

「8/31だよ」

「あ、そうなんだ。でもあたしからもらっても嬉しくないでしょ」

確かにあたしがアメリカに到着するのは向こうの日付で8/27だけど会うのは半月以上先だし…

それにお誕生日を知ってたらなんか探られたみたいで気持ち悪いって思われそう

「えー!そんなことないよ‼なんか気軽にあげれるものでいいじゃん」

「あのね、あたし恋愛したことないから男の人にプレゼントなんてしたことないの。パパにネクタイとかならあるけど、何あげていいか分からないもん」

あたしがプレゼントを贈る男の人はパパ、大我…だけ

結婚祝いなら真太郎にも辰也にも渡したけどお誕生日とかクリスマスに送るのはパパと大我だけ

青峰さんにプレゼントなんて絶対無理だよ



「てかなんで大ちゃんに会うことになってるの?」

「タキシードのクリーニングが遅れてて来るなら持ってきてって。コレクションが終わった後青峰さんがNYに来てくれるからその日に会うの」

「ふーん(笑)」

何その意地悪そうな言い方は…


「もー‼なにニタニタしてるのっ?!他人事だと思って……もう恥ずかしすぎるからこの話は終わりッ‼」

青峰さんが好きだってバレただけでも恥ずかしいのに


「飛行機何時に出るの?」

「27日の朝10時発だよ」

「大ちゃんに迎えに来てもらえばいいじゃん」

さつきってホント突拍子もないこと言ってくれる
迎えに来てもらうって簡単に言うけどそんな間柄じゃないし距離だってそんな距離じゃない

「NYとクリーブランドって飛行機で2時間かかるの‼タキシードだって取りに来させるのに」

「そっかー。じゃあデートしておいでよ!」

「デートって…青峰さんそんなに暇じゃないでしょ?」

全くさつきはなんでそう簡単に次々とびっくりすることを言ってくれるのよ
青峰さんとデートなんて…
青峰さんにも相手を選ぶ権利はあるんだから
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