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最愛 【黒子のバスケ】

第17章 A sky full of stars


side青峰


キスが嫌いだなんて誰が言ってたんだって自分でも聞きたくなるほどみさきとのキスはいい。

たまに漏らす甘い声がすげぇやらしくて可愛くて、キスだけでマジでイキそうになる。


真っ赤な顔してソファでクタクタになってるみさきを俺以外に見られるのは嫌で、離れたくねぇのをこらえてプールが見えるブラインドを閉めた。


つーか、火神とハンナキスしすぎだろ。

プール入ってからずっとやってんじゃねぇかよ



ソファで体を小さくするみさきの隣に座って抱きしめると、ウルッウルの目で俺を見てなんかちょっと怒ってる。

そんなウルウルさせて怒ってたって可愛いだけだっつーの。
しかも俺が何度もキスをしたせいか、唇がいつもより赤くて濡れててマジでエロい


「だめって言ったのに‼」

「悪かった。お前がすげぇ可愛くて止まらなくなった」

「からかわないでっ‼」


俺の胸に顔を埋めて耳と首を真っ赤にして恥ずかしがって、その反応が更に俺を煽ってるって全然分かってねぇ。


抱きてぇって思う気持ちは確かにあるけど、別にできなくてもいい。
キスだけでこんな可愛い反応されたらそれだけで満足だ。


死んじまうかと思ったみさきがちゃんとここにいて、付き合ったことを覚えてなくても、俺と距離を置かなくていいって言ってくれたみさきにこれ以上何かしてほしいなんて思うことはなかった。


「からかってねぇ。俺はお前がすげぇ好きだし可愛いって思ってる。だからいつでも抱きしめたりキスしたりしてぇの。…お前の体温を感じるとめちゃくちゃ安心する」


あーもう…すっげぇハズい…
こんなこと言わせんなよ
死ぬほどダセェしこんなん言ってんの誰にも聞かれたくねぇわ


けどみさきには伝わって欲しい。
俺がどれだけお前が好きで、生きててくれてることに感謝してるか、みさきには知っててほしい


「……あたしも…ギュってしてもらうのも…キスするのも……大好き…」


だからさ、煽るなっつってんだろ…
そんなこと言われたらキスするに決まってんだろ


俺にしがみつくみさきを引きはがして上を向かせて間髪入れずに唇を塞いだ。


余裕なさ過ぎてマジでダセェ…


他のことを何も考えられねぇ程夢中になる。


「んっ…好き」





「愛してる」

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