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最愛 【黒子のバスケ】

第17章 A sky full of stars


『じゃ、ママはヘアサロン行ってパパ迎えに行ってくるからいい子にしててね』

4人でママをお見送りするとママがふざけたことを言ってくる。

『なんかママがいっぱい子供産んだみたいでほんと楽しいわ』


こんなに似てない兄弟絶対いない

『そんな訳ないでしょ。浮足立って事故しないでよ。じゃあね』

ママが全員とハグをして車に乗り込むとやっと静かになって落ち着いた

普段も結構お喋りするけどパパが帰ってくる日はもう尋常じゃないくらいルンルンであたしよりも若々しく見える。



『あー疲れた…』

『ははははは‼すっげぇ面白れぇ』

『おばさん全然変わんねぇな』

『ミサキの両親ってラブラブなのね』

『年甲斐もないって言うかさ、しかもママだけならまだしもパパだってママのこと大好きであたしの存在なんて忘れていつもベタベタしてるんだから、ホント勘弁してほしい』


100歩譲ってあたしの前ではいいとしても大我とか友達とかの前ではホントヤメテよね
あたしまでそういう人だと思われたら困る‼


『お前さ、自分だって青峰と四六時中イチャこいてんだろ?おばさんたちの事言えなくね?』

『なっ!?そんなことしてない‼ねぇしてないよね!?』

『してるじゃない。ソファでずっとキスしてるの見たわよ』

あたしは青峰君に聞いたのにハンナが衝撃のことを言うからびっくりして開いた口が塞がらない。
とにかく否定しないと…

『別にいいだろ。お前らだってこの間またプールでベタベタしてただろ。見られてねぇと思ったら大間違いなんだよ』

『はぁ!?のぞき見してんじゃねぇよ‼覗き魔』

『覗いたんじゃなくて見えたんだよ。俺は2階のバルコニーにいただけだぜ。あんだけ楽しそうに騒いどいて聞かれてねぇと思ってる方がめでたいな』

『聞かれてねぇと思うに決まってんだろ。お前みさきと寝るっつっただろーが』




もういい…やめて…
それ以上何も言わないで
いっぱいキスしてたなんて知られたら恥ずかしくて死にそう

もう家では絶対キスしない


『『もう黙って‼‼‼』』


あたしとハンナの声が重なると二人がやっと黙ってくれた。


「もうお家でキスしないっ」

『もうプール一緒に入らないから‼』


『「それは無理」』


ここはあたしの実家なのになんでこの2人が主導権持ってるみたいになってるの!?
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