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最愛 【黒子のバスケ】

第17章 A sky full of stars



『てかさ、あたし今思ったんだけど、この恋愛映画で仕事に使うような単語ってあるのかな?』

『ミサキ、それあたしもずっと思ってた』

『でもできないよりはいいかな?』

『だよね!』


ママってホント恋愛ものが好きで胃もたれしそうだしこの単語たちがどれだけ使われるのかなんて全然わからないけどハンナとの勉強は楽しかった。

それにフランスの映画は結構ロマンチックな描写が多くて撮影の参考にはなる。


そういえば青峰君が相手のモデルさんに触りたくないって言ってさつきと美緒と朝までドラマ見ながらシチュエーション考えたな…

ハンナにもさつきたちと仲良くなってもらえたら嬉しい



二人でフランス映画に夢中になってるとチャイムが鳴ってママが出てくれた


リビングのドアが開いて入ってきた人を見ると思わずほほが緩んでしまう。


「ただいま」

『ただいま』


大好きな人が“ただいま”って言って帰ってきてくれてハグしてくれるのはたまらなく嬉しい。

大我にもお帰りのハグをするとハンナも青峰君にお帰りのハグをしてる。


ごはん前に、あのプールのトレーニングをやるっていう二人と一緒にプールサイドに出て、あたしとハンナはカバナでお化粧品だけがたくさん載ってる雑誌を読みながらどれはいいとかどれが気になるとか話して、紅茶を飲みながらたまに二人を盗み見る。


『ダイキ弱いわね』

『大我がサーフィン慣れすぎなの。1on1なら青峰君のほうが強いんだから』

『ダイキは投げれば入るなんてズルいじゃない』

『それだけ努力してるの』


二人を見ながら自分の好きな人をそれぞれにすっごい贔屓目で見るのはきっと仕方のないこと。


何度も落とされる青峰君だけど、少しずつバランスをとるのがうまくなってきて体勢を立て直すのが早くなってきた。


しかも多分青峰君はもともと体幹がすごく強い。

だってあたしのヨガボールに普通に立ってバスケットボールを真上に投げて遊んでた

そんなこと普通にできる人ヨガの先生でもいないと思う…


あたしみたいな超一般的な身体能力の人間には考えられないようなことを青峰君と大我は普通にやってる。


『来季のレイカーズ楽しみね』

『うん!絶対試合見に来る!』


今年の試合は忘れちゃったけど来年のは絶対に忘れないからね



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