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最愛 【黒子のバスケ】

第17章 A sky full of stars


二人で英語字幕でフランス語の恋愛映画を見ながら、辞書で調べたりして言葉を当てはめていくけど結構難しい。


でも新しいことを知れるのはすごく楽しくて二人で夢中になってた。


だけど……
ママに頼むとき恋愛系はやめてって言えばよかった
あたしの苦手なシーンがちょくちょく出てきてその度に中断される。


『ミサキ、小学生じゃないんだから…』

『だって…苦手なの…』


あたしがあまりにも過剰反応するから、その度にハンナが早送りしてくれて話が途切れる

『天下のダイキの彼女がこんなに初心とはね』

『だってあたし、今まで彼氏とかいたことないんだもん』




『……えっ!?』

何よ。そのびっくりした顔は
いなかったら悪いの!?


『それ、ホントなの?』


『うん、あたし男の人ちょっと苦手で…』

『それはマイアミでなんとなく気付いてた。だってタイガ以外と絶対視線合わせなかったじゃない。だから、あたし最初はミサキとタイガが付き合ってるんだと思ったのよ』

『あたしと大我!?ないない‼それだけは絶対ない』

『えー!あんなかっこいい幼馴染いたら絶対あたしなら付き合って欲しいって思うわ』

かっこいい?
大我はをかっこいいって言う人は割と多い気がするけど、あたしは大我をかっこいいなんて思ったことは一度もない。

『えー。大我は優しいし好きだけど、付き合うとかそういう好きっていうのは一回も思ったことない!あたし青峰君以外をそういう風に好きって感じたことないの』

『まさか初恋ってこと!?』

『……うん。でも改めて言われるとすっごい恥ずかしいからヤメテ…』

『どうやって知り合ったの?大我の紹介?』

そうだよね
超一般人のあたしと青峰君が知り合うなんて、大我の紹介って思うのが普通だよね。


不思議そうにするハンナに知り合った経緯を話して、その時に一目惚れをしたって言うと、すごく驚いてたけど、素敵って言ってくれた。


確かに普通の知り合い方とは少し違うかもしれないけど、あたしはきっとああいう知り合い方じゃなくても青峰君を好きになってた。


見た目がすごく好きっていうのは確かにあるけど、その何倍も何十倍も青峰大輝って人の中身が大好きだから、きっとどうやって知り合ってても、あの優しさに触れたら好きになってた

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