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最愛 【黒子のバスケ】

第15章 初恋


青峰君のお母さんと話してると用意ができたのか青峰君がこっちに来てくれた

「みさき、行くぞ」

「あ、はい」

「大輝!なんであんたはそうやっていつも偉そうなの!?火神君の大事な幼馴染なんだからあんたも大事にしなさい」

「あ?俺の女なんだから大事にしてんに決まってんだろ」

「ちょっ…青峰君!?」

いきなり何言ってくれちゃうの!?
あたしが隠してたみたいですっごく印象悪くない!?

「別にホントのことだろ」

「黒須さん?脅されてるなら無理しなくていいんだからね?」

あたしがあたふたしてるせいかお母さんに何か勘違いをさせたらしく、すごく心配そうにあたしの顔を見てくれた。

「いえッ…あのっ全然そういうんじゃなくて…あの…あのっ、えっと、あたしが青峰君が好きで、それでお付き合いさせていただいてます。言わなくてすみません…」

突然のことでなんて言っていいのかわからなくて、焦って好きとか言っちゃうし…

もう本当に恥ずかしい。


「本当なの?」

「はい…」


















「すみ……「キャー!!!!!やったわ!みさきちゃんって呼んでもいい!?」


少しの沈黙でやっぱり自慢の息子さんの相手があたしじゃダメなのかと思って謝ろうと思ったら、すっごい熱烈なハグをして満面の笑みを私に向けてくれた。


「はい。もう…本当にお好きなように呼んでいただければ…」

「おい!いい加減離せよ。出掛けるっつってんだろ」


お母さんの熱烈なハグにどう対応すればいいのか決めかねていたら、青峰君がお母さんをあたしから引き離して車に乗るように促してくれた。

「すみません。今日はこれで失礼しますが、今度きちんとご挨拶にお伺いさせていただけたら光栄です」

「もちろん!いつでも大歓迎!」

「じゃあな」


青峰君が半ば無理やり会話を終わらせて車に乗り込むとすっごく笑顔で見送ってくれる青峰君のお母さんに手を振って青峰家を出発した。

「青峰君…驚かせないで…」

「お前が驚くなよ(笑)」

驚くに決まってるよ…
だってまだ付き合って2日なのにいきなりお母さんに言うなんてびっくりした。


けど…

なんか嬉しかったな。



後ろのネロ君を見るとミラノで買った首輪とリボンをつけてくれてる。

「わ!付けてくれたんだ!可愛い」

「ありがとな」
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