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最愛 【黒子のバスケ】

第15章 初恋


くすぐったい‼こちょこちょ禁止だよっ

あっ‼ヤダっ…キャー



……


リビングまで丸聞こえ


朝飯ねぇから買いに行くんじゃなかったのかよ…
俺すっげぇ腹減ったんだけど


ったく、朝からイチャこいてんじゃねぇよ。



けどまぁ、みさきが青峰と楽しく過ごせてんなら邪魔するようなことはしたくねぇからもうちょい待つか

青峰の為じゃねぇからな勘違いすんなよ。


つか、みさきが青峰と付き合ってんなら来年のシーズンオフからはみさきの家って訳にはいかねぇな。
今年は手術もあるしみさきがほぼLAの実家で過ごすから現状でいいとしても、来年からは別の方法を考えるか。


帰国しなくてもいいっちゃいいけど、シーズンオフならみさきとは会っときてぇし、緑間や玲子さんとも直接会って聞きてぇこともあるし、日本に家買うのもありだな。

どうせ親父だって日本に戻ることだってあるしあった方が便利だろ。


あの二人が別れることなんて多分ねぇだろうから、先のことを考えているとみさきの寝室のドアが開いて青峰の後ろについて出てきたけどまだ笑ってる。


「あれ?大我もう起きてるの?」

「もう1時間以上前に起きてるっつーの」

「腹減った」

何言ってんだよ。
そもそもお前が突然泊まるからこんなことになってんだろ

その緩み切った顔何とかしろよ。
青峰がクールなんて言ってるヤツは勘違いもいいとこだ


「あたし着替えてくるから3人で歩いて朝ごはん食べにいこー」

すげぇニコニコ笑ってウォークインに入ったみさきを見てると、あん時きつい事を言ってでもみさきを青峰のところに戻らせて正解だったと思う。


「おめーも行くのかよ」

「当た前だろーが!腹減って死にそうだっつーんだよ!朝からじゃれてんじゃねーよ」

「あ?聞いてんじゃねぇよ」

聞いてなくてもあんだけ騒いでりゃ聞こえるっつーんだよ!
アホか。




「つか、お前も着替えろよ。置いてくぜ」

「あぁ。悪りぃけど上だけ貸してくんね。服ねぇ」

「寝室の奥のクローゼットに掛けてあるから好きなの着ろよ」


帰国の時期はいつも同じだからみさきのクローゼットにいくつかかかってる俺の服。
多分そのうちそこは青峰が使うんだろうな。



青峰が寝室に戻ると、みさきがいつもと同じシンプルな服に着替えてきた。

「お前マジで色気ねーな」
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