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最愛 【黒子のバスケ】

第5章 色褪せない想い


黄瀬君を見送って部屋に入ると、大我が荷物を整理しているようだった。

「もう戻るの?」

「そうだな。日本の仕事も終わったし4日後のフライトだな。今年は緑間の結婚式でかなりわがまま言ってスポンサーの仕事後回しにしたから、あっちの仕事も溜まってるしな」

「そっか。仕事都合つけば空港まで送ろうか?」

「悪いな。都合つかなきゃ無理しなくていいから」

「ちょっと確認して明日にはどうするか言うね」

一人暮らしは慣れててもやっぱり人がいた後に帰っちゃう時は寂しい
仕事で一緒にいない時も多かったけど今回は3週間近くいたから尚更。

大我が戻るってことは青峰さんも戻るのかなーなんて考えてたら、今日仕事で一緒になったことを思い出した。

仕事だったとは言え触ったってことが急に恥ずかしくなって、一人で頭をぶんぶん振ってたら大我が変な顔してる

「お前何やってんだ?」

「…別に…ナンデモアリマセン」

「まぁいいわ。夕飯どうする?」

話題変えてくれてよかった…
深く聞かれても返事に困る。

「久しぶりに食べに出よ。」

「久しぶりって…こないだ寿司食べに行っただろ?」

「もー!細かいことはいいの!今日は外なの!」

「はいはい。じゃあ今日は肉な」
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