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最愛 【黒子のバスケ】

第15章 初恋


2人を見送ってからリビングに戻ると大我と青峰君が二人でソファに座って話してる


「黄瀬が進藤に手出そうとしたとき“コネ使って潰す”とか言って脅したんだぜ。とんでもねーだろ?」


げっ‼‼‼!
昔のことバラしてるーーー‼

「ちょっと!大我ッ!!! 何言ってくれてんの!?昔のことじゃん!やめてよね‼」

「今さっきもすっげぇ黒いオーラ出てたけど」

「だって黄瀬君が美緒のこと傷つけたと思ったんだもん…ってか黄瀬君に謝らなきゃ」


本当は見送った時に謝れば良かったんだけど、なんとなく二人のラブラブな雰囲気で謝り損ねちゃった。


さっき青峰君に持って来てもらったスマホを開くと黄瀬君からの不在着信が3件入ってた。


あ、だからスマホ持って来てくれたんだ…

何であたしのスマホを持って来てくれたのかさっきは分からなかったけど多分鳴ってたから持って来てくれたんだ。

黄瀬君だったら出てくれても全然よかったのに


メッセージで黄瀬君のアカウントを呼び出してごめんねのメッセージを入力する。

(てっきり黄瀬君だけが悪いのかと思って勘違いしてすっごい嫌な態度とっちゃってごめんね)


多分返信は来ないからスマホをしまって紅茶でも淹れようと思ってキッチンでお湯を沸かし始めると青峰君がこっちに振り返ってすっごい笑ってる…


「…な、なな何!?」

「お前…結構言うな…」


絶対大我だ…

だって下向いて声を殺してるけどでっかすぎる肩が揺れてる。



「大我っ‼‼!」

「あー(笑)悪りぃ悪りぃ」

絶対悪いと思ってない。ちょームカつく‼


大我が変なこと言って青峰君があたしの事好きじゃなくなっちゃったら大我に責任取ってもらってウィリスタワーからバンジーさせる


けど…

取り繕っても意味ないよね…
多分そんなことしたっていつか本当の姿を知られるだろうし、そうなれば結果は同じだもん。


それにあたしは誰かに言われたからって自分を変えられるような器用さは持ち合わせてない。



淹れたての紅茶を今日は小さめのマグに淹れて、3人で飲んでからさっきと同じようにそれぞれの部屋に戻った。

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