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最愛 【黒子のバスケ】

第15章 初恋


side青峰

多分仲直りした2人を見送るためにみさきが黄瀬と進藤と一緒にリビングを出た。


「なんか…みさきさっき豹変しなかったか?」

黄瀬に“黙って”なんて言うのも驚いたけどそれよりもみさきの雰囲気が一気に変わった。
ゾクっとするくれぇ冷たい感じだった


「あぁ。黄瀬が進藤泣かせたからな。なんか前にも同じようなことあったわ」

「それ聞いたことあんな。黄瀬が進藤の接待にヤキモチ妬いて無理矢理抱こうとしたやつだろ?」

「おー。そうそう。あんときはみさきはブチ切れたらしいけど今日のはちょっと怒ったって程度」


まぁ無理矢理やろうとしたなんてみさきが知りゃ怒って当然だろうな…
つーか怒られただけで済んだのは奇跡だ


「みさきって怒らせると結構やべぇだろ」

「ヤバいな。あいつはマジでキレるとあんなちっこいくせして俺でもチビりそうな程冷たい目するからな。黄瀬も背筋凍ったとか言ってたわ」


さっきのが軽いならマジで怒らせたら多分俺でも背筋凍るな…


「お前何怒らせたんだよ」

「あ?…身長低いことをいじって笑ったらマジでキレられた。一週間口利いてくんねぇし目も合わせてくんねぇの。そんで連絡もフルシカト。マジで焦った」


「お前バカだろ。みさきが身長気にしてんの分かってて何でそんなことしたんだよ」

「みさきの実家のキッチンの上に収納があんだけど、みさきとおばさんはそこに手がとどかねぇっつって、踏み台もあるうえに全部手前に並べてあんだけど、なんかたまたまその踏み台がなくてみさきがジャンプしてなんか取ろうとしてたんだけどよ… 全然届いてなくて、それがすげぇおかしくて笑ってたらマジで怒りだした」


なんだそれ…
めちゃくちゃ可愛いじゃねぇかよ…

LAの家はキッチンの収納が上についてるとこにする。
そんでみさきに取らせる。

笑ったらマジでキレられるから絶対ぇ笑わねぇけど。


「お前馬鹿だな。で、黄瀬は何怒らせたんだよ」


「みさきは最初黄瀬がマジで嫌いだったんだよ。誰とでも付き合って毎回愚痴言って。そんなんなら付き合わなきゃいいのにっていつも言ってた」


火神がそこまで言ったところでみさきが部屋に入ってきた。



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