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最愛 【黒子のバスケ】

第15章 初恋


美緒の話を一通り聞くとなんかどっちもどっちって言うか…

多分黄瀬君はバスケの試合見たときに美緒がみんなを格好いいって言ったことにヤキモチ妬いたんだと思う
黄瀬君は美緒大好きだから結構ヤキモチ妬きさんだもん。


けどこんな風にヤキモチ妬いてる美緒ってちょーレアでちょーかわいい。



まぁ黄瀬君って実際他のモデルさんなんて視界に入れてるだけでちゃんと見てないんだよね。

どんな撮影だって相手のモデルさんが女性の時は美緒のことを考えてるって顔に書いてあるもん。
それがVSの超セクシーモデルたちだったとしても黄瀬君の言ってる“可愛い”なんて何の意味もないし本当にちょっと意地悪したかっただけだと思う。


「黄瀬君本心じゃないよ」

「でもデレデレしてた」

それはね…多分その下着をつけた美緒を想像してデレデレしてたんだと思う。
シカゴでいくつか買ってたし。


「今日はシカゴで買った超セクシーなので仲直りして」

「でもモデル見た後あたしの見てがっかりされたくない」

「がっかりどころかきっと大喜びしてくれるって」


こんなスタイル抜群の美女のセクシー爆発してるの見てがっかりする人いないでしょ。
黄瀬君なら尚更だよ。


「ほら行こ」


「…うん…」

嫌そうにのろのろとラグから立ち上がる美緒を連れて部屋を出ると黄瀬君が捨て犬みたいな顔で美緒を見てる。


「美緒…ごめん。ヤキモチ妬いた」

「なんで涼太がヤキモチ妬くの⁉」

あ、美緒気づいてないのね…


「だって美緒バスケ見て青峰っちとか火神っちとかかっこいいって言ったから…」


「…あたし言ったっけ?涼太はかっこいいって言ったけど他の人に言った?」


まさかの記憶にない⁉
もう…ほんと黄瀬くんしか見えてないんだから。


「言った!」

「言ってないよ!」





「お前らもういいから帰れ。帰って好きなように仲直りしろ」


言った言わないを言い合う二人をしばらく見てたけど青峰君が呆れたようにそう言うと黄瀬君が美緒をぎゅってして「ごめん」って言って美緒がにっこり笑って一緒に帰っていった。




てか、あたしも黄瀬くんに謝らなきゃ…
てっきり黄瀬くんだけが悪いって決めつけてめちゃくちゃ冷たい態度取っちゃった…


でもヤキモチ妬いてもらえる美緒ってちょっと羨ましい。
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