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最愛 【黒子のバスケ】

第15章 初恋


side青峰


長げぇ…

みさき達の買い物がマジで長すぎる…


火神の言ってた通りだ。


化粧品以外なら男並みに早いみさきが大喜びで店に入って行って既に1時間半

大して広くもねぇ店をぐるぐるぐるぐる…
何周するんだよ(笑)

そこさっきも見てただろうが…


「これ、いつ終わんだよ」

「だから言っただろ。みさきは化粧品買いだすとちっとも終わんねぇって」

「美緒もそっスよ。化粧品買うって言って出かけると半日以上連絡返ってこないっスー」

「化粧品だけならいいじゃないですか。さつきは基本的に買い物が全部長いです。この間は僕といたことも忘れる程買い物に夢中になってました…」


「テツ…お前大変だな」

まぁさつきの買い物の長さは今に始まったことじゃねぇけど…
高校んときだってオフで寝ててもたたき起こされて1日中買い物に連れ回された

「まぁ化粧品はあの3人の仕事でもありますから、ここは待ちましょう。目を離すとさつきはすぐにナンパされてしまうので…」

「さつきは進藤の方がナンパされるって言ってたぜ」

「そんで進藤のナンパの断り方がいつもブリザードだっつってみさきは笑ってた」

「美緒はみさきっちはナンパに気付かないって言ってたっス」


あー…確かに
空港でも誰がどう聞いてもナンパなのに道聞かれただけとか言ってたしな…


どっちにしても目は離せねぇな


同じとこを何度もぐるぐる回り続ける女3人をひたすら待ち続けてると、
すげぇいい顔してにっこにこ笑いながらみさきが2人と店を出てきた。




やっぱ気が変わった


あんな顔見れんなら別に待たされてもいいわ
めちゃくちゃ可愛い


あんな可愛いの見れんなら2時間でも3時間でも待てる



「「「お待たせしました…」」」


こいつら3人とも俺らのことなんてすっかり忘れてたな。


「赤司君が昼食を摂ろうと言っているので行きませんか?」

「うん!いくいく!」

「美緒楽しかった?」

「うん!すっごく楽しかった。待っててくれてありがとうね」

さつきはテツにまとわりついてニマニマ笑ってるし、黄瀬は進藤にまとわりついて見るからにデレデレしてる

「あの…お待たせしてごめんね」

「気にすんな。楽しかったか?」

「うん!」


忙しくて普段ゆっくり買い物もできねぇんだからお前が楽しめてんならそれでいい
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