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最愛 【黒子のバスケ】

第15章 初恋


アウトレットでは人目が多すぎて、さすがに美緒と黄瀬君二人にしてあげることはできないから、あたしとさつきと美緒で一緒に回りながら大我と青峰君と黒子君と黄瀬君が常に近くにいるって感じの何とも言えないお買い物の仕方になった。


お洋服を見て色違いで買った後はあたしが一番楽しみにしてたメイク用品のお店。


アウトレットだから仕事用のは買わないけど自分で使いたい物とか練習に使えそうなものを買う。


アイシャドウパレットやシャドウに重ねるラメやパール、チーク、ベース類の成分を見ながら自分の腕に取って、発色や質感を確かめながらよさそうなものをかごに入れていく。



「ねー!みさきー?これって使ったことあるー?」

「あるー」

美緒が持って見せてるのはハイライト。
少し前に廃盤になったけど根強いファンも多い発色が綺麗な製品。
でも日本人が使うにはちょっと白すぎるなって言うのがあたしの感想

「どう?」

「それはちょっと白が強いんだよね。白人とか撮影ならいいんだけど、普段のメイクだとかなり浮く。しかもこれから夏で美緒が若干日焼けすることを考慮すると今8000円出すのはちょっともったいないかも」

「あ、じゃあやめよ」


「ねー!これは?使いやすい?」

今度はさつきで手に持ってるのはプライマー

「使いやすくはないけどコツさえ押さえればめちゃくちゃ優秀。それ使うと真夏化粧直ししなくていいよ。でもシリコンがすっごい多いからクレンジングしっかりやらないと毛穴つまって吹き出物の原因になるかも。ちょー優秀だからあたしは夏の外撮影は絶対使ってる」

「使い方教えてー!」

「OK」


あたしたちは3人とも美容系の仕事だから化粧品を選び始めたら止まらない。


さほど広くはないお店に2時間以上滞在してあれこれと買ってお店を出ると、少し離れた外のベンチでぐったりしてる大我と青峰君と黄瀬君と黒子君がいた。



そうだった…近くにいてくれたのに…

すっっっかり忘れてた。

「やば…」

「忘れてたね…」

「怒ってるかな?」


買い物に満足しながらも申し訳なくなって3人で顔を見合わせながらゆっくり近づくと、4人とも苦笑いしながらも怒らないでいてくれた







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