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最愛 【黒子のバスケ】

第15章 初恋


着替えたり部屋を片付けたりしてくれてる二人をしり目に自分のメイクをするあたしだけど…集合の時間が近づくに連れてどんどん緊張してくる。


日差しがあるからきっちりファンデをして眉を書いてマスカラをして軽くリップをつけて終わり。

あたしは普段はアイラインはしてないしアイカラーもほとんど載せない。

結局いつも通りの軽めのメイクで髪もストレートのまま。


「みさき、顔真っ赤だけど…大丈夫!?」

「…だいじょーぶ…と思う」

「チークやりすぎたの?」

「チークしてない…」


それを聞いた二人が爆笑をし始めてまたあたしをからかってくる。

「もー!みさき可愛すぎー‼」

「なんでそんな難しそうな顔してんのー?(笑)」


「ちょっと笑わないで‼だって…だってさ…

どんな顔して会えばいいか分かんないんだもん」





……

……


「「みさき…かわいい‼」」

「その可愛いって言うのヤメテ‼」


二人があたしを両側からハグして昨日と同じように巨乳を押し付けて頭を撫でたりしてくれてるけど完全に子供扱いされてる…
同い年なのに。


「なんか初恋って感じじゃん♡」

「初めての彼氏はどう?」


「ど、ど、どうって…分かんない‼実感ない‼」

実感はないけど顔見るのはすっごく恥ずかしい。
昨日好きとか言っちゃったし、ギュってしちゃったし、いっぱい泣いたし、なんか…今までで一番恥ずかしい。



どうしよ…

どうしよ…


どうしようしか考えられないあたしの気持ちなんて知るはずもない仲居さんが、朝食の用意ができたって呼びに来てくれたから、さつきと美緒と部屋を出たけど、広間に近づく程心臓がバックバクで今にも口から飛び出してしまいそう。



「美緒ー!ももっちー!みさきっちー‼おはよっスー」

朝から元気な黄瀬君が後ろから声をかけてくれて振り返ると、黒子君と黄瀬君が一緒で、その後ろに大我と真太郎と赤司さんと紫原さんがいて青峰君はいなかった。


ホッとした…

けど


ちょっと寂しい。



「「「おはよー」」」

あたしたちも挨拶を返すとみんなが挨拶を返してくれて一緒に広間に入った





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