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最愛 【黒子のバスケ】

第15章 初恋


玲子先生とありささんたちのお部屋で別れて自分の部屋に戻るとさつきと美緒が起きて待っててくれた。


「ただいまー」

「「おかえり」」


「いい顔しちゃって」

「大ちゃんとどうなったの?」

知ってて聞いてるって分かるけど、背中を押してくれたからちゃんと報告したい。

「…付き合ってくれるって言ってくれた」


「「キャーッ‼‼!おめでとー‼‼!」」

二人して巨乳をあたしに押し付けて抱き付いて大喜びして祝福してくれた。


「初恋で初彼だね‼もうダーリンって言ってもいいでしょ?」

いつも言ってるじゃん(笑)

「大ちゃんも初恋だね‼」

違うし…(笑)今まで彼女いなかったわけないじゃん


「そうだね‼初恋同士なんてなんかいい~♡」

美緒の語尾に♡ついちゃうなんて…(笑)

「あのさ、……青峰君は初恋じゃないよ」



「「え?聞いてないの?」」

「え?聞いてませんけど…な、な、何!?」


「大ちゃんがウィリスタワーで言ったこと覚えてるでしょ?」

「うん」

だって今さっき誤魔化した理由を話してきたばっかりだもん。
何で知ってるのかすっごく不思議だったけど聞きそびれちゃったからさつきが知ってるなら教えてほしかった。



「大ちゃんね、かがみんと一緒にいたみさき見て一目惚れしてたんだよー」

二人でにっこにこしながらびっくりするようなことを言われた

見間違いかもしれないって言うあたしに絶対見間違えてないって言う2人。
でも確かに大我はあたし以外の女の子と出かけるって聞いたことないかも…


「ホントなの??」

「ホントだよ。あした聞いてみなよ」

初恋の話は聞いたことがあったけどまさかそれが自分だったなんて思いもしなかった。

高校で知り合えてたら何か違ったのかな?

でももう過去は振り返らない。

高校生の青峰君に会ってみたかったけど、それで知り合ってても好きになってくれたとは限らない。


今あたしが青峰君を好きで同じ気持ちでいてくれるならどんな過去も間違いじゃなかったってことだと思いたい。





「てかさ…何で青峰君って呼ぶの?大輝って呼べばいいじゃん」

「へっ!?無理‼!」

美緒に普通にそう言われたけど、そんなことちょっとまだ無理…
付き合ってるって実感すらまだない。
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