第13章 そこのけ黄色
上「ー。俺と明後日デートしね?」
耳「あんた何言ってんの。がする訳な『いいよ。』…………えっ!?」
上「はぁっ!?え、ちょっ、ほんとに!?」
『うん。』
耳「あんたまで何で驚いてんのさ。」
上「いや、だってまさかOKしてくれるとは思ってなかったからよ……。」
休み時間のたわいもない会話。
ダメ元でデートに誘った高嶺の花は至極簡単に頷いた。
『上鳴ってさ、いい人だからさ。デート楽しそうじゃん。』
上「〜〜ッ!」
『まぁ残念なところ多いんだけど。』
耳「分かるわー。」
上「何だよその上げて落とすやつ。」
キリよくチャイムの音が鳴ったことで詳しいことはまた後で、と各々は自分の席へと戻って行った。