第4章 顔を制する者は世の中を制する
『このクラスにツッコミはいないの!?いるよね!?芸人魂疼かないの?そんなんじゃヒーローにはなれないよ?プルスウルトラしようよ!』
耳「いや、プルスウルトラの使い方間違ってるでしょ。」
上「俺ら芸人じゃねーし!」
飯「ヒーローになるには芸人魂というものが必要なのか?………ハッ!エンターテイメント性を鍛えるということなのだな!?」
緑「飯田君、違うと思う…。」
『そう!!そのツッコミが欲しかった!その調子だよ。よし、耳郎ちゃん。この二人にツッコんで。』
苦い顔をする彼女を無視して二人の元まで手を引く。
上鳴君や三奈ちゃんに鍛えられている分鋭いツッコミを入れてくれると私は勝手に期待していた。
耳「こ、交互に寝るようにしたらいいんじゃん?」
待て待て待て。
私はツッコんでくれと頼んだのに何故妥協案になる?
峰「おいらも女子と寝たいぞーー!!あいつらだけじゃ不公平だ!」
上「そうだそうだーー!」
峰「イケメンなら何したって許されるのか!?」
上「そうだそうだー!」
峰「一線を越えt(バシッ
峰田くんのストッパーがようやく動いてくれた。
『梅雨ちゃん、ありがとう。』
梅「いいえ。……それで?貴女はどうしたいのかしら?」
『私?もちろん一人で寝たいよ?』
八「では決まりですわね。」
百ちゃんがぱちんと手を合わせたことにより場が締めくくられる。
恨めしい顔でこちらを見ているクラス屈指のイケメン二人。
『ゔぅ……。』
すぐにでも折れてしまいそうだ。
顔面偏差値高いってズルい。
END