第6章 小さくなった君と…。
今すぐ彼に全て言いたくなった。私が言ったところでバチがあたるかも知れないけど…と思いながらバタービールを飲んだ。
無理難題な案件を、慈悲で受け止めたのか本心で受け止めたのかよくわからないハグリッドはその様子を流すように見ていて、時間だけがざわめくようにさわいだ。めんどくさくなり逃げ出したくなる。
彼を助けられて居るだろうか。
「よろしくお願いしますね。」
私は上手く笑えてるだろうか。
ハグリッドの表情を見ても少し焦ったようにあわてて居るだけだった。
彼に早く会いたくなった。コウモリのような後ろ姿守ってあげたくなるような細さ、けど強さもあった。
「セブルス…。」気がついたら彼の名前を呼びながら抱きついて居た。
セブルス「!」
びっくりした顔を彼はして居たかもしれない。別にびっくりされたと思っても彼より男らしい女の子の一人でも別にいい。彼がまだここに居るから。
セブルス「ミッシェル…。」
「もう少しだけ…。」
彼女がこんなにさびしがりやだと思わなかった。
いつも強気なのに泣いているかのようにしおらしく。消えそうな雰囲気だったからびっくりして居たかもしれない。
青髪と黒髪が重なりあって居た。
帰る時までこの状態だったと言う。
続く