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Happy Memory ~創作オリキャラに質問してみた~

第5章 一色 詩調



Q.その方はどんな方ですか?

A.あたしと同じ村の出身で、バズビー…そいつを通して出会ったわ。第一印象は気に食わない奴。大嫌いだった。でも…あたしの髪を綺麗だと言ってくれた。あたしを守る為にあたしを突き放した、不器用なヒト。そして彼は…星十字騎士団の一人で、ユーハバッハの側近的存在で、周りからは『次期皇帝』と呼ばれていたわ。


Q.もしかして敵なのですか?

A.そうね、敵ね。ユーゴーは酷い人よ。あたしの想いなんて無視なんだもの。守るって言ってくれたのに、突き放した。でも敵だから?好きになっちゃいけない?そんなの関係ないわ。だって…愛してしまったんだもの。


Q.ずっと会えなかったんですか?

A.ええ、あの人がユーハバッハと共にあたしの前から去って行った日から。一度だって、会うことはなかった。それに…バズビーも行っちゃったのよ。二人は滅却師に、あたしは死神に。その選んだ道が正しいのかは分からない。けど…あたし達の運命は出会った時から決まっていたのね。


Q.今は幸せですか?

A.そうね。幸せよ。隊長の為に命を使って、あの人からの想いも聞けたんだもの。


Q.最後に一つだけ。恋人の為なら死ねますか?

A.死ねないわ。こればかりは…無理ね。あの人を人質に捕られても、死にそうでも…一緒に死ぬことは、できない。


Q.恋人には何て呼ばれてますか?また、貴女は何て呼んでいますか?

A.向こうは名前呼び。あたしは愛称で呼んでる。でもお互いに人前じゃ名前なんて呼ばないわよ。『お前』と『あんた』だしね。


Q.これからもお幸せに。これで質問は以上です。

A.もう絶対に答えないから。


Q.本日はどうも有難う御座いました。

A.下らない質問ばっかだったけど一応、暇つぶしにはなったわ。……あたし達、後悔なんてしてないのよ?隊長。だからそんなに自分を責めないで。あたし達は隊長を守る為に戦ったの。隊長ならきっとあの男を倒してくれるって信じてたから。隊長と出会ってなかったら理不尽な世界に閉じ込められたままだった。あの人にも会えず想いを伝えられないままだった。ありがとう隊長。これからもどうかずっと幸せに…。


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