第3章 性的好奇心
「あぁ……ユリア、いいぞ」
フェラさせつつ、後ろ手にユリアの股を愛撫する。
快感につい歯を立ててしまい、エルヴィンは「いてて」とユリアの鼻をつまんだ。鼻をつままれれば、自動的に開口する。
「駄目だって言ったろう」
「いぐ……いっぢゃゔ……っっ……」
達する直前にエルヴィンは手を止めた。
達しそびれた下半身と胸が切ない。
「っ……」
「駄目だろう、と話していたんだが……まあいいよ。その顔最高に興奮する」
エルヴィンはユリアから離れた。
「なあ、頼みがある」
「……何……?」
「“オナニー”、見せてくれないか」
「……エルヴィンもする?」
「しないよ」
一応、何度かしている自慰の見せ合い。毎回見せ合いだが、今日はユリアが一人でしてほしいらしい。
「……ちょっとだけ、ね」
抵抗しても無駄だし、そもそも自分でするのは得意……になってしまった。彼のせいで。
ユリアはベッドの頭の方へ移動し、壁に背をつける。
「コレ使って」
エルヴィンが手渡したのは、モノの形を模した“大人のおもちゃ”だった。