• テキストサイズ

エルヴィン裏作品集

第22章 【合同夢】Kids under Edge



容赦なく与えられる、罰という名の快楽に痙攣する私の体はエルヴィンの胸に倒れ込んだ。
逞しい胸板は脱力した私を受け止めても揺るがない。エルヴィンの太い両腕が背中に回り、2人の間の隙間が無くなるほどに抱きしめられ、そのまま再び穿たれる。
逃げ場のない囲いの中で暴力的なまでに貫かれ、声にならない声を上げながらだらしなく垂らした涙と唾液がエルヴィンの胸を濡らした。

「なあ…っ、わか、るか?ほらっ……」
「ふ、ぅぐっ、う、ぅう〜〜、」
「俺が……っどれ程、お、前を……!」
「ぁ、まっ、いっぢゃう、た、」

助けて、ごめんなさい、もうしないから。
懇願の叫びはくぐもる音となってエルヴィンの皮膚に吸い込まれた。糸の切れた操り人形のように、指先一つ動かすことの出来なくなった私を抱きしめたままひたすら揺する。
顔にかかった乱れた髪を掻き分け、エルヴィンの手が私の顎を掴んで引き寄せる。力の入らない私の唇をそっと開いた舌が、掬いとるように私の舌を絡め取って吸い付いてきた。暖かい粘膜の、混ざり合う心地良さが濁流のような快感の中に広がっていく。
ぐちゃぐちゃの唇に落とされたエルヴィンのキスは、私を食べ尽くしてしまうほどに深く、愛おしさに満ちていて酷く優しい。
ようやく繋がり合えた気がして、体は大変なことになっているのに心はどこか穏やかで。
エルヴィンの体温に引き込まれるように、私は今度こそ意識を手放した。

◇◇

「……ん、ぅ」
「目が覚めたか」

意識が浮上すると、心地よい感覚に包まれていた。
清潔なシーツの上で、綺麗な夜着を纏ってエルヴィンの腕の中に居る。
カーテンの隙間から差し込む光が、夜が明けていることを告げていた。


/ 308ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp