第20章 バス停留所にて
少し小高くなった道端で、間近に迫った彼女の首根っこを掴むと彼女はバランスを崩して下にある田んぼの畦道のような場所に転がり落ちて行った。
うつ伏せで必死に滑りながら起き上がろうとする彼女に、下り坂をゆっくりと滑りながら降りて近付く。
必死に泥にまみれて這いながら逃げる彼女の後を、スーツのズボンのファスナーを開けてペニスを取り出しながら少し着いていき、腹這いになる彼女の腰を突然に地面に押し付け、走りながら下着を捨て、露出したままの尻肉を掴んでペニスを膣に挿入した。
「いやあぁぁぁあっ!!!!」
「っぅぐ……は、あ……」
窮屈な膣壁を押し拡げる。ペニスの形を覚えさせるように。
「やだ、やだあ、抜いて下さい!!許して、お願いします!!助けて痛い、いやだ!!」
「現実はっ、甘くないぞ、誰も来やしないさ……っ」
そう、誰も。君の美しい青春に俺という汚点がこの泥水のように流れ込み、その澱みは一生澄む事はない。君の身体を青春を、夢を汚した男になった。
まずい、久し振りだからか強い射精感に襲われた。ペニスも限界なのでピストンを速め、ペニスを抜き出して尻肉の上に吐精した。
雨に精液はすぐに洗い流され、地面へとだらしなく流れていってしまった。構わず、再び膣へペニスを埋め込む。
腰を振りながら、今の自分は前に見た交尾をする猫のようだと考え、少し笑ってしまう。
すっかり大人しくなった彼女の髪を引き、顔の下に手を入れて横を向かせて表情を見る。
頻りにうねり震える膣と身体は、快感によるものだったらしい。嫌がって逃げた人間とは思えないようなメス顔の女がそこに居た。
「ふ、はは、はは……」
「あ"ぅ、う"……ぃや……ぁんん……」
笑いながらぐちゃぐちゃになった顔を撫でて、口付けると、力のない肌は尚更柔らかく解れてキスをした自分が感じてしまいそうなくらいだ。