第19章 林檎が落ちた
「なんだこの濡れようは。父親のペニスをしゃぶりながら濡らしていたのか?」
「ソコで喋んないで……っ」
啜り、飲み込まれる自分の体液。足をモジモジさせたくて閉じるがグッと開かれる。すると太い指が一本膣口に当てられてゆっくり侵入してきた。
「んあ、あっあ!おとうさ……っ」
あっという間に子宮口に当たる感覚。子宮口を撫でられて指が引いていき、膣口入ってすぐの場所を指の腹が押して、二本目の指が入ってきた。
「俺の指が三本は入らないと痛いだけだからな」
その言葉は“最後”まであることを意味した。膣が脈打つ。エルヴィンは舌でクリトリスを押し擦ったり、吸って、膣壁を指で愛撫した。ドロドロになったその場所は直ぐにエルヴィンの指の三本目を受け入れた。
ユリアは“処女”、という訳では無い。一応は。
エルヴィンはユリアが達さないギリギリで止めて、コンドームを準備した。コンドームを準備する間にもキスをされた。
遂に、亀頭が膣口とキスをするように密着する。
「……もう、安売りするな」
「は、い……っ」
早く。
「父さん以外と二度とこういう事はするな」
「はい、分かった、から、早く……っ」
欲しい、お父さんが、早く。
「言うことがあるだろう」
「は、ぁ……っ、ご、め、なさ……ごめんなさい……!」
ユリアが言い放つと
「よく出来ました」
エルヴィンはそう言ってユリアの中に腰を進めた。
「んあぁぁ!!おとさ……気持ちい……っ!!」
「っぐ……」
エルヴィンを離さない様にと吸い付くのが分かる。
エルヴィンと共に結合部を見る。
腰を引けば、肉ヒダが「行かないで」とついて行き、バチンと腰を打てば快感が全神経を悦ばせる。
「きゃ、あ……っ!!」
「は、ユリア、知ってる、か……」
「ん、なに……っ」
「遺伝子的に、近い者は……相性が良いらしい……だから俺達は今、これから出会う異性の中で一番、相性がいい……。俺達はもう、離れられなくなってしまった、訳だ」
エルヴィンのペニスのカリが膣をゴリゴリと引っ掛けていく。エルヴィンの言葉で更に快感が増し、突然絶頂感を覚えてエルヴィンに足を絡めた。