第2章 あなたをください
エミリアはベッドから降りて床に頭を付け、懇願した。
「私はあなたに生かされているのも承知しています。文字通り、あなた無しでは生きていくことは出来ない。・・・お願いです、あなたの子ならば私は守り抜いて、大切に育てます、必ず・・・。今回は軽率な行動を取ってしまいました・・・人も殺め・・・快楽を優先しました・・・どうか、どうか私をお許しください、エルヴィン様・・・私を・・・お助け下さい」
その様子を見ているエルヴィンは、エミリアの前に跪いて肩を押して頭を上げさせた。
「私も暇じゃない。そして興が醒めた」
エルヴィンはベッドに座りエミリアの手を引いた。
「自分で動け」
勿論・・・エルヴィンは興醒めなぞしていないし、エミリアに対しては魅力を常に感じている。
だが何故か・・・エミリアにこんなに酷い言葉ばかり浴びせてしまう。彼女は自分から離れられないという事実に甘えているのか、やめられない。
エミリアはエルヴィンの足に跨り、反り勃ったモノを手にして、前戯もされていないままゆっくり腰を下ろす。エルヴィンのモノは吸い込まれるように肉壺に咥え込まれた。
しかし、先程よりも酷く濡れており、スムーズに挿入が叶った。
いつまでも動かないエミリアの尻を叩くと、小さく悲鳴を上げてぎこち無く動き出した。エルヴィンの息も上がっている。物凄い興奮でモノがはち切れそうな程に痛い。