第16章 君が知らないこと
下ろされたのは、押し入れの上の段。
「お、じさ……やだよ……」
昔はよく押し入れに入れられていて、それを思い出して身震いした。
「怖いの?……なら、そうだな。気持ちいいことする場所って新しく上書きしよう」
そう言ってエルヴィンはズボンを下げる。すると現れたのはユリアの腕程もある太さのモノ。ユリアはバッと目を逸らした。
「警察の前では大変だったよ、コレを隠すの……って、そんな目逸らさなくていいじゃん」
「だっ……て」
高さも丁度良くなり、ユリアの股にエルヴィンのモノが直に擦り付けられる。パーカーとニーハイソックスだけの身体をエルヴィンが抱き締める。
「ね、足閉じて」
「こ、こう?」
「あぁ……そう、最高だよ、気持ちいい」
確かに気持ちいい。行き来するモノが、ユリアのクリトリスを擦り、その度に身体がビクビクと勝手に震える。
「ユリアちゃん、こっち向いて、舌出して」
「っ……は」
顔を掴まれ、大人しく舌を出すと、べろりと舌が舐められる。次第に腰の動きが速まるとユリアは身体が熱くなって、下の穴がくぱくぱとするのが何となくわかった。
それに合わせてエルヴィンの舌を唇で捕まえて噛み噛みしてみれば、エルヴィンの腰が止まった。
「っ……可愛いなあもう……!!」
「んやっ……!!?」
押し入れの布団に寝かされ、エルヴィンは置いてある枕を引っ張り、ユリアに渡した。それを頭の下に入れて頭を置く。
「触るね」
エルヴィンの言葉に、頷く。
くち、と音を立てて指が幼い割れ目を撫でた。
ドキドキして、気持ちよくて、体が勝手に動いてしまう。
「いっぱい濡れてる。気持ち良かった?さっきの」
素直に頭を縦に振れば、「そっか」とエルヴィンが微笑んだ。