第16章 君が知らないこと
「ん、ふう、ユリアちゃ……ん、ふ、オシッコ……の、ふう、匂い、する、」
「さ、いってぇ!!最低!!」
「可愛い、可愛いよ……ユリアマンコ……最高だな」
「まんこ……っ、やだ……!」
ヂュル、はふ、と股間に埋もれ、ふっくらとした場所を唇で食むエルヴィンの口元から音が聞こえる。
「クリトリスが勃ってきてる……興奮してるの?」
「わ、かんない……」
「いっぱい触って欲しい?」
「わかんないよ……」
「ココ、ペロペロしてあげようか」
エルヴィンの指がグリグリと勃起し始めたクリトリスを押す。ビリビリと“気持ちのいい”甘い痺れが身体に駆け巡った。
「どうすんの?」
「は、あ……好きにしたら……」
「好きにしたらユリアちゃん……死んじゃうかもね」
「は……!?」
「だからさ、ほら。言ってよ。これでもおじさん、昔教師やってたんだよ。教えるのは得意だからさ、わかんないなら教えるし。だからして欲しいことは言ってごらん」
エルヴィンの話、本当に?と疑えば、顔に出ていたようで「本当だよ」と付け加えられた。
「小中高、どれ?何の先生?」
「高校。歴史の先生。中学生も教えてた時期もあった」
「何で辞めたの?」
ユリアの問いにエルヴィンは黙った。
「そうだなあ……君くらいの子に欲情しちゃったから、かな」
難しいことはいいよ、とエルヴィンが話を戻す。
「ユリアちゃん遅いからコレは俺が決めた。舐めるね」
ユリアの下半身がグイッと上げられ、丸められた。
ついでに下着も取り払われる。
「いい眺め。ほら、見てユリアちゃん」
舌が、目線が。
ぴちゃ、と舌が柔肌に付いた瞬間。玄関のドアが叩かれた。