第2章 あなたをください
「こんなに濡らして、さっき失禁した物とは違うみたいだが。乱暴されて興奮しているのか?」
エルヴィンはユリアの耳に噛み付いて歯を立てる。
痛みに喘ぐエミリアに笑って話を続けた。
「街で厭らしいメスの匂いを出したんだろう。他の男に強姦させて、その上血を吸って殺すとは本当に最低な女だ、お前は」
出血する耳を見て、エルヴィンはエミリアに視線を移した。
「あなたに会えない時間・・・一年に一度、あなたの誕生日にしか会えない、その時間が長くて・・・ちょっとだけのつもりだったのが・・・その・・・」
「お前ももう大人になったし種付してやろうと思っていたが辞めた。そんなに辛抱もならないならご褒美は無しだ」
「そ、んな・・・私ももう20も半ば・・・早くしなければ・・・」
「自業自得だ。また来年までお預けだ」
「お、お願いです・・・何でも致します、だから・・・」