• テキストサイズ

エルヴィン裏作品集

第15章 消失






「こんばんは」

「あら、ザカリアスさん。お勤めご苦労様」



ご近所付き合いは大切だ。変な噂を流されるかもしれないからな。

例えば、ザカリアスさんちは最近、躾のなっていない犬を飼い始めた、とか。

自宅のドアを開けると、リヴァイが居た。


「ミケ。ユリアとエルヴィンは」



……ああ、そうだ、エルヴィン。
ひとつ伝え忘れたことがある。



「リヴァイ。お前一人で帰ったのか」

「迎えがねえから先生が。お前にも連絡してたぞ」

「すまん……」

「チッ、すまんじゃねえ。誤魔化すの大変だったんだからな」



ユリアは妊娠してる。
身体は冷やすなよ。絶対にだ。



「で、ユリアとエルヴィンは」

「……すぐに帰って来る。絶対に」




-END-
/ 308ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp